ハナジロハナグマはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説

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ハナジロハナグマはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説します。このクマはアメリカ大陸にかなり広く分布しており、メキシコ、パナマを経て、南米のコロンビアやエクアドルでも見ることができる動物の仲間となります。

ハナジロハナグマとは? 基本ステータスについて

ハナジロハナグマは、哺乳綱食肉目アライグマ科ハナグマ属に分類される食肉類。学名はNasua narica、英名はWhite-nosed Coati。体長は45~60cm、体重は2.5~7kg 、尾長は45~60cm。情報の一覧は以下の通り。

Japanese(和名)ハナジロハナグマ
シロバナハナグマ
English(英名)White-nosed Coati
scientific name(学名)Nasua narica
classification(分類)Mammalia、Carnivora、 Procyonidae、Nasua
哺乳綱、食肉目、アライグマ科、ハナグマ属
IUCN Status(保全状況)LEAST CONCERN
Length(体長)45~60cm
Weight(体重)2.5~7kg 

生息地について

ハナジロハナグマはアメリカから、メキシコ、南米大陸に分布しています。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

ハナジロハナグマはアカハナグマに似ていて、尾はかなり長いです。毛衣は黒色や暗褐色、赤みを帯びた淡色など、首と肩は白色または黄色みを帯び目の周囲は濃褐色。鼻先から目の間にかけて白い筋模様があります。耳介の先端は白く、後ろには白色の斑紋があります。体の下面は黄色味を帯びるか暗褐色。おもに森林に生息していることが多いです。

性格はどんな感じなのか?

ハナジロハナグマは社会性が強い動物で、メスとその家族からなる4 – 25頭の群れを形成します。オスは単独で生活する傾向があり、性別で差があります。四肢には五本の指があって、木登りは大変うまく、主に樹上性および地上性でどちらでも住んでおり、主に昼行性です。

生態はどうなっているのか?

ハナジロハナグマは雑食で、果実、小鳥や鳥の卵、小型哺乳類、爬虫類、昆虫を食べて生活をしています。繁殖期は1~3月で妊娠期間が70日あります。1回に付きメスは2-6頭産むことが可能です。生まれたばかりの子どもは生後10日を過ぎる頃には目が開く。離乳期間は4ヵ月で寿命は15年くらい。

天敵はいるのか?

ハナジロハナグマはジャガーやヘビなどに捕食されることが多いです。それがゆえに集団で生活する傾向にあり身を守ります。

ハナジロハナグマは絶滅危惧種なのか?

ハナジロハナグマは低懸念に分類されており、絶滅危惧種ではありません。地域によっては肉を目的として捕獲されており問題視されています。アメリカのニューメキシコ州において、ハナジロハナグマは絶滅危惧種となっています。

ハナジロハナグマは飼育可能?

ハナジロハナグマはイヌのジステンパーや狂犬病にかかりやすいことがあるため、あまり飼育には向いていないと言われています。アメリカ大陸の動物園ではたくさん見ることができます。鑑賞して楽しんでみてください。

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