フサオマキザルはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説します。南米のコロンビア、ベネズエラ、ガイアナ、スリナムなどで見れる動物で、あまり有名ではないのですが、絶滅危惧種に指定されており、とても危機的な状況にある動物です。
フサオマキザルとは? 基本ステータスについて
フサオマキザルは霊長目オマキザル科オマキザル属に分類されるサル。体長は30-56cm、体重は2-4kg。学名はCebus apella。漢字は房尾巻猿。情報の一覧は以下の通り。
Japanese(和名) | フサオマキザル |
English(英名) | tufted capuchin brown capuchin |
scientific name(学名) | Cebus apella |
classification(分類) | Mammalia、Primates、 Cebidae、Cebus 哺乳綱、サル目、オマキザル科、オマキザル属 |
IUCN Status(保全状況) | CRITICALLY ENDANGERED |
Length(体長) | 30-56cm |
Weight(体重) | 2-4kg |
分類について
フサオマキザルは多数の亜種が存在します。
- C. a. apella
- C. a. macrocephalus
- C. a. fatuellus
- C. a. peruanus
- C. a. tocantinus
- C. a. margaritae
- C. a. libidinosus
- C. a. juruanus
- C. a. pallidus
- C. a. nigritus
- C. a. paraguayanus
- C. a. vellerosus
- C. a. robstus
- C. a. cay
- C. a. frontatus
- C. a. xanthosternos
生息地について
フサオマキザルはコロンビア、ベネズエラ、フランス領ギアナ、ガイアナ、スリナム、ブラジルに分布しています。
特徴は?どんな感じの生物なのか?
フサオマキザルは顔は黒で頭部にはふさのような盛り上がった毛があるためこれが最大の特徴です。4肢には5本の指があり、後足で物をつかむことも出来る。尾は長く、樹上でのバランスを取れます。フサオマキザルは亜熱帯や熱帯の森林に生息します。地上に降りることもありますが基本は樹上性で、樹木の中層から下層で生活します。
性格はどんな感じなのか?
フサオマキザルはとても知力の高いサルで馬鹿な人間よりも優秀な一面を持っています。野生では道具を使って作業を行うこともできます。他のサルに聞こえるように警戒音を発して危険を知らせることもできるのでとても優秀です。さらに社会性がとても強く群れで生活します。
生態はどんな感じなのか?
フサオマキザルは雑食で種子や果実を食べることが多いですが木の実や木の根、茎などのほか、昆虫や爬虫類も食べています。繫殖形態は胎生。一夫多妻で、決まった繁殖期はありません。妊娠期間は150日あり、1回につき1頭~3頭産むことが可能。寿命は30~45年程度と考えられてます。
天敵はいるのか?
フサオマキザルはジャガーやピューマが天敵に当たります。
フサオマキザルは絶滅危惧種なのか?
フサオマキザルは残念ながら亜種が絶滅危惧種に指定されております。南ベネズエラのマルガリータ島の個体群が極端に減少しており、完全に絶滅してしまう可能性があります。
フサオマキザルはペットとして飼育可能?
フサオマキザルは以上のように絶滅危惧種に指定されているため、一般人が飼育することが無理です。動物園などで鑑賞しましょう。入園してイベントなどを園内で案内してもらいましょう。知能の高いサルでものを使うことが可能です。
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