ターシャはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説 ボホール島にいる世界最小のメガネザル

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フィリピンでは有名なターシャはどんな動物?特徴、生態、生息地について徹底解説していきます。ボホール島に生息する世界最小の猿をしっていますか?ボホール島のマスコットのようなアイドルで旅行客にもとても人気があるメガネザルになります。

ターシャとは? 基本ステータスについて

ターシャ(tarsier)は世界最小のメガネザル。メガネザル科のハプロルヒネ霊長類です。サイズの情報は、体長は118〜149mmしかなく、体重は約113〜142gで世界最小のサル。霊長目の動物は大きく、「原猿類」と「真猿類」に分類されます。ターシャは「原猿類」に分類されます。

Japanese(和名)ターシャ
English(英名)Tasier
scientific name(学名)Leopardus guigna
classification(分類)Mammalia、 Tarsiiformes、tarsiridae
哺乳綱、タルシイ目、メガネザル科
IUCN Status(保全状況)VULNERABLE
Length(体長)118〜149mm
Weight(体重)113〜142g

分類について

メガネザル状霊長類の化石は、アジア、ヨーロッパ、北アメリカ各地で見られていました。今ではターシャのようなメガネザルは東南アジアでしか見ることができません。以下の一覧は絶滅したサル。中国やパキスタン、タイなどでメガネザルは中新世の時代に分布していましたが、今は絶滅しました。

  • Tarsius eocaenus (China)
  • Hesperotarsius thailandicus(Thailand)
  • Hesperotarsius sindhensis(Pakistan)
  • Tarsius sirindhornae(Thailand)

生息地について

ターシャは現在フィリピン、セブ島のボホール島でのみ見ることができます。観光スポットなので大人がツアーなどで訪れる土地です。島で移動するときは注意する必要があります。施設での写真の撮影などは注意しましょう。人間が訪れる際は禁止のルールもあります。静かに移動するなど注意しましょう。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

ターシャは大きな目がチャームポイント。夜間に見えやすいよう大きな目が発達しましたが、これが仇となり、眼球が動かなくなりました。ターシャの首は180度に横に動かすことが可能となり、フクロウのような感じです。日中は外敵が多いため寝ており、夜行性の生き物です。普段は木の上に登ったり、地面のくぼみなどに隠れていることが多いです。

性格についてどんな感じなのか?

ターシャはストレスにとても弱く、繊細です。たくさんストレスを受けると、木に頭をぶつけて自殺することがあります。会いに行く際は現地でかなりルールが厳格に決められており、旅行客はしっかり守る必要があります。

生態について

ターシャは昆虫食であり、無脊椎動物に飛びついて捕まえます。コガネムシ、小さな空飛ぶカエル、トカゲなども食べることがあります。繁殖は妊娠期間が半年あり1頭の子供を産みます。主にターシャは小さな家族グループで生活しています。寿命はとても短く、10年~20年と言われています。

ターシャの天敵は?

ターシャはとても小さい動物なので自然では天敵が多いです。オオトカゲ、フクロウなどに捕食されてしまいますので、普段からとても神経質に気を使って生活をしています。

ターシャは絶滅危惧種なのか?

ターシャは残念ながら絶滅危惧種に指定されています。フィリピンのボホール島にあるコレラの町近くの保護区が設けられており、厳重に管理されています。2008年にコンサベーション・インターナショナルとIUCN/SCC霊長類専門家グループによって世界で最も絶滅の危機に瀕している霊長類25種にリストアップされています。

ターシャは飼育できるのか?

ターシャは残念ながら絶滅危惧種に指定されていますので一般人が飼育することは極めて難しいです。動物園などで鑑賞するしかありません。

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