スネアーズペンギン(ハシブトペンギン)の特徴、生態、生息地について解説していきます。ニュージーランドの亜南極の島、スネアーズ諸島の固有種で、ほとんどの方が見ることができないペンギンでしょう。スネアーズ諸島の上陸は禁止されており、ボートから岸辺に現れる鳥を観察することになります。
スネアーズペンギンの基本情報について
スネアーズペンギンはマカロニペンギン属に属する鳥類。学名はEudyptes robustus。体長は50-60cmでニュージーランドの固有種となるペンギンです。生息地がかなり限定されており、珍しいタイプです。別名はハシブトペンギン。
Japanese(和名) | スネアーズペンギン、ハシブトペンギン |
English(英名) | Snares penguin |
scientific name(学名) | Eudyptes robustus |
classification(分類) | Sphenisciformes, Spheniscidae, Eudyptes ペンギン目ペンギン科マカロニペンギン属 |
IUCN Status(保全状況) | VULNERABLE |
Height(身長) | 50-60cm |
Weight(体重) | 2kg |
分類はどうなるの?
スネアーズペンギンは1874年に初めて収集されました。分類はマカロニペンギン属に属しております。ニュージーランドだけでしか見れない固有種の一つになります。
名前:Name | Gropu:属名 | 生息地: habit |
フィヨルドランドペンギン(Fiordland penguin) | Eudyptes マカロニペンギン属 | New Zealand ニュージーランド |
シュレーターペンギン(Erect-Crested Penguin) | Eudyptes マカロニペンギン属 | New Zealand ニュージーランド |
スネアーズペンギン(Snares Islands Penguin) | Eudyptes マカロニペンギン属 | New Zealand ニュージーランド |
マカロニペンギン(Macaroni Penguin) | Eudyptes マカロニペンギン属 | Antarctica 南極大陸 |
ロイヤルペンギン(Royal Penguin) | Eudyptes マカロニペンギン属 | Antarctica 南極大陸 |
イワトビペンギン(Rockhopper Penguin) | Eudyptes マカロニペンギン属 | South Atlantic, Indian Ocean, Falkland Islands 南大西洋、インド洋、フォークランド諸島 |
スネアーズペンギンの生息地について
スネアーズペンギンの生息地についてはニュージーランドのみ。スネアーズ島付近で多くが生息をしています。
特徴は?どんな感じの生物なのか?
スネアーズペンギンは頭部から上面の羽衣は黒く、下面の羽衣は白い。嘴基部から眼上部、後頭にかけて太く黄色い筋模様があります。嘴は橙褐色で後肢はピンク色で基本的に社会性が強い動物達で、コロニーを形成して生活しています。
性格はどんな感じになるのか?
スネアーズペンギンはマカロニペンギン属のなかで一番社会性が強いとも言われています。コロニーを形成して周りとしっかり協調しながら生活をすることが可能です。
スネアーズペンギンの生態は?
スネアーズペンギンはオキアミ、イカなどを食べて生活をします。岩場や低木の下、湿原などで繁殖を行い2個の卵を産みます。寿命は20年近くとされています。
スネアーズペンギンの天敵は?
スネアーズペンギンはトウゾクカモメが最大の脅威となります。特に卵やヒナが狙われやすく捕食されてしまう傾向にあります。
スネアーズペンギンは絶滅危惧種なのか?
スネアーズペンギンの生息地は小さな島々に限定されているため、脅威が発生すると、その個体数はすぐに絶滅してしまう可能性があります。そのため、脅威自体はありませんが、絶滅危惧種とされています。
スネアーズペンギンの飼育は可能なのか?
スネアーズペンギンの住んでいる地域は立ち入り禁止となっており、さらにはニュージーランド政府により研究者以外が立ち入り禁止になっている区域で、そもそも出会うこと自体がかなり困難な地域で飼育は難しいでしょう。
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