アカゲザルはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説します。ニホンザルと同程度のサイズのサルでアジアの中央部付近に分布しており、北インドを中心に,中国・ミャンマーにかけて分布しています。個体数は安定していますがワシントン条約に掲載されています。
アカゲザルとは? 基本ステータスについて
アカゲザルは哺乳綱霊長目オナガザル科マカク属に分類されるサルの一種。英語名はRhesus macaque、学名はMacaca mulatta。体長は40-60cm、体重は5-10kg。情報の一覧は以下の通り。
Japanese(和名) | アカゲザル |
English(英名) | Rhesus macaque |
scientific name(学名) | Macaca mulatta |
classification(分類) | Mammalia、 Primate、Cercopithecidae、Macaca 哺乳綱、霊長目、オナガザル科、マカク属 |
IUCN Status(保全状況) | LEAST CONCERN |
Length(体長) | 40-60cm |
Weight(体重) | 5-10kg |
生息地について
アカゲザルは自然では北インドを中心に,アフガニスタン、中国・ミャンマーにかけて分布しています。
特徴は?どんな感じの生物なのか?
アカゲザルは小動物の哺乳類でニホンザルと同程度のサイズのサルで体毛は褐色で、上半身はより灰色がかり、下半身は赤色。森林、湿地林、標高3000m近くの山など幅広い環境に生息しており、昼行性。アカゲザルは主に地上で活動するが、樹上も利用します。
性格はどんな感じなのか?
アカゲザルは社会性がとても強い動物で単独行動よりも集団で行動することを好みます。10-50頭の群れで生活。群れは母系で構成され,順位の高い雌の子はほかの雌より高い順位になります。生涯その群れで暮らしますが,雄は性成熟に達するまでに群れを離れることがあります。
アカゲザルの生態は?
アカゲザルは雑食性で果実や樹皮、昆虫、鳥の卵などを食べて生活をします。繁殖期は2~3月および9~10月でこの時期に出産もします。アカゲザルは2年に1回出産をします。野生での寿命は平均して約15年、飼育下では26年から30年。
アカゲザルの天敵は?
アカゲザルの天敵はトラ、ヒョウ、ウンピョウ、ドール、クロコダイルです。
アカゲザルは絶滅危惧種なのか?
アカゲザルは実験動物として広く利用されている動物で繁殖も良くされている動物。ヒンドゥー教ではアカゲザルは神聖な動物とされているため無闇な乱獲はありません。個体数は安定していますが、ワシントン条約附属書IIに掲載されています。
アカゲザルは飼育が可能なのか?
アカゲザルは日本では外来生物法により特定外来生物に指定されており、保護されており飼育には特別な許可が必要となるので飼育するのは簡単ではありません。動物園などイベントの案内で見ることをおすすめします。
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