アライグマはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説

North America

アライグマはどんな動物?被害をもたらす凶暴な性格のイメージがあり特徴、性格、生態、生息地について解説します。アライグマは北アメリカから、中米あたりが原産地となっており、個体数はとても安定している有名な動物の仲間。アライグマ属に属する動物のうち最も広く分布している種です。

アライグマとは? 基本ステータスについて

アライグマは哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類。英語名はNorthern raccoon、Common raccoon、学名はProcyon lotor、漢字は洗熊、浣熊。体長は40-60cmで体重は2-20kgです。情報の一覧は以下の通り。

Japanese(和名)アライグマ
English(英名)Common raccoon
Northern raccoon
scientific name(学名)Procyon lotor
classification(分類)Mammalia、Carnivora、 Procyonidae、Procyon
哺乳綱、食肉目、アライグマ科、アライグマ属
IUCN Status(保全状況)LEAST CONCERN
Length(体長)40-60cm
Weight(体重)2-20kg

生息地について

アライグマの原産地は、メキシコ、アメリカ合衆国、カナダでその他の地域には導入されており、今は世界で広く見ることができる動物です。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

アライグマは灰褐色の体毛をもち、眼のまわりから頬にかけて黒い斑紋があります。タヌキと間違えられますが、アライグマとは別種。タヌキとの違いはアライグマの場合は、黒い横縞があること。腹面は灰色や淡褐色などで、目のまわりから口にかけては黒、鼻面やあごは白です。彼らは森林や草原地帯などに生息します。湿地帯や沿岸部のほか、農地や郊外、都市部などにも現れることがあります。

性格はどんな感じなのか?

アライグマは岩の窪みなどにいることが多くやや臆病。視覚があまりよくなく、また掌の触覚が非常によく発達しておりかわいい見た目に反して、性格は非常に狂暴です。 噛みつかれたり、引っかかれることがあります。夕方から水辺などで採食をすることが多く泳ぐのもとてもうまいです。

生態はどうなっているのか?

アライグマは両生類や魚のほか、果実や木の実、昆虫や小動物、鳥の卵など食べるため雑食です。繁殖期は2~6月で一夫多妻で、妊娠期間は2か月ほどあります。1回につき1-7頭産むことができます。生まれたばかりの子どもは生後3週間前後で目が開き、70日の授乳期間があります。寿命は10~20年程度と言われています。

天敵はいるのか?

アライグマは天敵がなく、雑食性で強い繁殖力を持っていることから、繁殖がとても速いことが懸念事項。生態系や生活環境への被害が急速に拡大することも多く、農家の被害も多いのが実態です。木登りもできるので対策が必要です。

アライグマは絶滅危惧種なのか?

アライグマは外来生物で環境省の状況では絶滅危惧種ではありません。近年では外来種で野生化したアライグマが農作物を荒らしたりする被害が多く発生しているだけでなく、屋根裏などに住み着いて家を荒らすなど問題が起こっています。自治体によってはまちづくりにおいて深刻な被害もあり駆除する案内もありますので公式のページからサイトマップで手続きなど確認をしましょう。防災のため家屋に浸入するため捕獲など対策が必要。

アライグマはペットとして飼育可能?

アライグマは特定外来生物に指定されており飼う目的は学術研究、展示、教育等に限定されています。そのため一般人が飼育することができません。各地で目撃できる可能性は高く、身近で見たら放置は危険です。鳥獣のいる場所によっては安全の対策が必要です。

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