コビトカバはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説

Africa

コビトカバはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説します。名前の通りとても小さいカバになり、コガタカバ、ミニカバとも呼ばれている可愛らしい動物になります。しかし残念ながら、絶滅危惧種に指定されている動物になります。

コビトカバとは? 基本ステータスについて

コビトカバはカバ科コビトカバ属に分類される鯨偶蹄類。コガタカバ、ミニカバとも呼ばれます。英語はPygmy hippopotamus、学名はChoeropsis liberiensis、漢字は小人河馬。体長は150-175cm、体重は180-275kg、肩高75-100cm。情報の一覧は以下の通り。

Japanese(和名)コビトカバ
English(英名)Pygmy hippopotamus
scientific name(学名)Choeropsis liberiensis
classification(分類)Mammalia、Artiodactylca、 Hippopotamidae、Choeropsis
哺乳綱、偶蹄目、カバ科、コビトカバ属
IUCN Status(保全状況)ENDANGERED
Length(体長)150-175cm
Weight(体重)180-275kg

生息地について

コビトカバはギニア、コートジボワール、シエラレオネなどの西アフリカに住んでいます。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

コビトカバは基本的に夜行性で、夕方から深夜にかけて活動します。頭部は小型で丸みを帯び、眼は突出せず前肢の2本の指の間には水掻きがあります。泳ぎもうまく、長い時間を水の中で過ごすこともでき、陸上も好みます。カバと同じで体が被毛に覆われていないため水浴びや泥浴びで乾燥から守ります。コビトカバは森の中で生活が好きです。

性格はどんな感じなのか?

コビトカバはペアもしくはその幼獣からなる家族群で生活することもありますが単独で生活をすることもあります。

生態はどうなっているのか?

コビトカバは食性は植物食で、草、地下茎、木の葉、果実などを食べて生活をしています。繁殖形態は胎生。繁殖は一夫一婦で妊娠期間は180-210日あります。1回に1頭の幼獣を産むことができ寿命は10年から20年となります。

天敵はいるのか?

コビトカバの天敵はヒョウと人間です。

コビトカバは絶滅危惧種なのか?

コビトカバは絶滅危惧種に指定されている動物です。ワシントン条約附属書Iに掲載されていますので国際取引が厳しく制限されています。コビトカバは生息数が少なく世界的にも珍しい動物で、ジャイアントパンダ、オカピと共に三大珍獣の一つとされています。それがゆえに開発による生息地の破壊、水質汚染、乱獲が進んでいる状況は危機的と言えます。ナイジェリアではすでに絶滅。

コビトカバはペットとして飼育可能?

コビトカバは以上のように絶滅危惧種に指定されているうえにワシントン条約にも掲載されているため国際取引が厳しく制限されています。そのため、飼育することは極めて難しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました