世界最小のシカ、プーズーはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説します。プーズーには Pudu puda (ミナミプーズー)と Pudu mephistophiles (キタプーズー) のふたつの種が確認されています。しかし彼らは絶滅危惧種に指定されているのです。
プーズーとは? 基本ステータスについて
プーズーはシカ科に分類される偶蹄類。英名はpudú、学名はPudu puda。体長は70~85cm、尾長は3~5cm、体重は6.5~13.5kg。情報の一覧は以下の通り。
Japanese(和名) | プーズー |
English(英名) | pudú |
scientific name(学名) | Pudu puda |
classification(分類) | Mammalia、Artiodactyla、 Cervidae、Pudu 哺乳綱、偶蹄目、ウシ科、プーズー属 |
IUCN Status(保全状況) | NEAR THREATENED |
Length(体長) | 70~85cm |
Weight(体重) | 6.5~13.5kg |
生息地について
プーズーは南米のチリに分布しています。
特徴は?どんな感じの生物なのか?
プーズーは全身は硬い体毛で覆われ夏毛は赤褐色で、冬毛は灰褐色。四肢は太いですが蹄は短い。オスは10cmほどの角が生えます。角は7月に抜け落ちて生え変わります。プーズーは、チリやアルゼンチンのアンデス地方に分布しています。プーズーは平地から山地にかけての森林や二次林などを好み、草の多いところが好きです。
性格はどんな感じなのか?
プーズーは普段は単独で生活していて、あまり社会性はない動物です。プーズーは昼夜ともに活動し、多くの時間を採餌に費やしています。性質はおとなしく、警戒心が強いため、縄張り意識がそこそこ強い動物です。
生態はどんな感じ?
プーズーは葉や木の根、新芽や花、落下果実などの植物質のものを食べて生活をしています。11~1月のあたりで繁殖が行われ、メスは1回に付き1-2頭産むことが可能です。生後3か月ほどで完全に成長し、性成熟するには8~12か月かかります。寿命は10年。
天敵はいるのか?
プーズーはピューマやキツネ、大型の猛禽類などが天敵に当たります。
プーズーは絶滅危惧種なのか?
プーズーは絶滅危惧種に指定されています。肉を目的とした密猟が最大の脅威となっており、保護活動が進んでいます。
プーズーは飼育可能?
プーズーは絶滅危惧種に指定されていることから一般人が飼育することができません。動物園などでトップで案内されているので、オスやメスを見てみましょう。世界最小のシカで日本ではこども動物自然公園や埼玉県こども動物自然公園では赤ちゃんがニュースになっています。サービスについて動物園のページで見てみましょう。
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