シフゾウはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説

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シフゾウはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説します。野生のものはすでに絶滅して、現在はすべて動物園で飼育されています。そのため、残念ながら以前はたくさん見ることができた野生の個体群はもういません。しかし厳重に管理されている動物です。

シフゾウとは? 基本ステータスについて

シフゾウは哺乳綱鯨偶蹄目シカ科シフゾウ属に分類される偶蹄類。学名はElaphurus davidianus、英語はPere David’s deer、漢字は四不像。全長は170-200cm、体重は150-200kg。情報の一覧は以下の通り。

Japanese(和名)シフゾウ
English(英名)Pere David’s deer
scientific name(学名)Elaphurus davidianus
classification(分類)Mammalia、 Artiodactyla、Cervidae、Elaphurus
哺乳綱、偶蹄目、シカ科、シフゾウ属
IUCN Status(保全状況)EXTINCT IN THE WILD
Length(体長)170-200cm
Weight(体重)150-200kg

生息地について

シフゾウは中国北部から中部の沼地で生息、分布していたと言われています。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

シフゾウは頭部は細長で眼は大型。四肢は長く、蹄も大型。ひづめはウシに、頭はウマに、角はシカに似ているが、それらのどの動物でもないということからこの名前になりました。昔は中国に多くいたと思われますが、絶滅。泳ぎは上手く、肩部まで水に漬かることができます。普段は群れを形成して集団で生活をします。

シフゾウの生態は?

シフゾウは草、木の葉、抽水植物などを食べて生活します。繁殖様式は胎生。繁殖期になると、オスは多数のメスとハーレムを形成。妊娠期間は288日で妊娠期間は9ヶ月。1回に1頭産むことができます。生後2年3か月で、性成熟。寿命は20年程度。

シフゾウの天敵は?

シフゾウは野生がすでに絶滅しており、これといったものはありません。

シフゾウは絶滅危惧種なのか?

シフゾウは1865年にヨーロッパに紹介されたときには、野生のものは絶滅していました。以前は中国で生息していたと言われています。シフゾウの群れは、中国の皇帝同治帝が代々所有していました。1900年の義和団の乱で、シフゾウを飼育していた庭園はドイツの軍隊に占拠され、残っていたシフゾウはすべて兵士に射殺されて食べられてしまい、絶滅したのです。その後ヨーロッパで繁殖させたものが増え、繁殖させた動物を野生に戻す計画が進んでいます。現在は5,000頭を超える個体群になっております。

シフゾウは飼育が可能なのか?

シフゾウは絶滅しており、一般人が飼育することができません。今は動物園などで厳重に管理されています。

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