オリイオオコウモリはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説

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オリイオオコウモリはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説します。日本の南西諸島や台湾などに分布している蝙蝠の仲間で主に極東アジアでのみ見ることが可能になっています。そのため生息地域も狭く、絶滅危惧種に指定されている動物です。

オリイオオコウモリとは? 基本ステータスについて

オリイオオコウモリは、哺乳綱コウモリ目(翼手目)オオコウモリ科オオコウモリ属に属する動物です。クビワオオコウモリの亜種で、沖縄島やその周辺の島々に分布しています。学名はPteropus dasymallus inopinatus、英語名はOrii’s fruit bat。体長は19-25cm、体重は0.3-0.5kg。情報の一覧は以下の通り。

Japanese(和名)オリイオオコウモリ
English(英名)Orii’s fruit bat
scientific name(学名)Pteropus dasymallus inopinatus
classification(分類)Mammalia、Chiroptera、 Pteropodidae、Pteropus
哺乳綱、翼手目、オオコウモリ科、オオコウモリ属
IUCN Status(保全状況)VULNERABLE
Length(体長)19-25cm
Weight(体重)0.3-0.5kg

生息地について

オリイオオコウモリは日本や台湾で見ることが可能です。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

オリイオオコウモリは毛色は赤褐色や暗褐色で、長い羊毛状になっています。首周りの毛色は淡い黄色で首輪のようになっています。超音波による反響定位で飛行するのではなく、視覚によって飛翔するため視力が高く、目も大きい傾向です。オリイオオコウモリは森林を好んで生息しています。夜行性で、昼間は休んでいることも多いです。

性格はどんな感じ?

オリイオオコウモリは少し警戒心の強い性格であまり最初から懐いたりすることがありません。単独や小さな群れで生活していることが多いことから協調性の強い動物と言われています。

生態はどんな感じ?

オリイオオコウモリは果実や花や葉のほか、昆虫類も少しは食べることがあります。繁殖期は10~12月で1回につき1頭産むことができます。子どもは半年ほどで独立し、寿命は20年くらいです。

天敵はいるのか?

オリイオオコウモリはヤマネコなどが天敵に当たります。

オリイオオコウモリは絶滅危惧種なのか?

オリイオオコウモリは絶滅危惧種に指定されています。同じ種類のダイトウオオコウモリやエラブオオコウモリは沖縄県版レッドデータや鹿児島版レッドデータで 絶滅危惧I類に指定されており、危機的な状況にあります。開発による生息地の破壊および食物の減少により生息数が減少し続けております。

オリイオオコウモリは飼育できる?

オリイオオコウモリは絶滅危惧種に指定されています。そのため、一般人が飼育することは極めて困難です。動物園などで見ましょう。

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