ベニマシコはどんな鳥?特徴、生態、生息地について解説 日本の野鳥

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ベニマシコはどんな鳥?特徴、生態、生息地について解説します。体はスズメ程の大きさでロシアや朝鮮半島、中国、日本などで見ることができる鳥の仲間。ベニと言う名前から想像がつくと思いますが全体的に赤い色の鳥ですのでとても目立ちます。

ベニマシコとは? 基本ステータスについて

ベニマシコはスズメ目アトリ科ベニマシコ属に分類される鳥類の一種。漢字は紅猿子、突厥雀、英語はLong-tailed Rosefinch、学名はUragus sibiricus。全長は14~15cm、翼開長は20~21cm、体重は14~18gです。情報の一覧は以下の通り。

Japanese(和名)ベニマシコ
English(英名)Long-tailed Rosefinch
scientific name(学名)Uragus sibiricus
classification(分類)Aves、 Passeriformes、 Fringillidae、Uragus
鳥綱、スズメ目、アトリ科、ベニマシコ属
IUCN Status(保全状況)LEAST CONCERN
Length(体長)14~15cm
Weight(体重)14~18g

生息地について

ベニマシコは日本、中国、カザフスタン、北朝鮮、韓国、ロシアに生息しており、日本では夏鳥として北海道、青森県下北半島で繁殖します。越冬のために冬は南下します。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

体はスズメくらいの大きさしかない鳥でとても小さいです。全体に赤色を帯び、腹側は鮮やかな赤色で夏羽では更に赤みが強くなります。雌は雄とは違って、全体に落ち着きのある色合いで全体に縞模様。翼や尾羽は暗色で黒っぽく、翼には二本の白い筋があります。鳴き声はピッポッと声を出します。彼らは草原や湿原、海沿いの低木林で生息をしています。

生態はどうなっているのか?

ベニマシコは昆虫類や種子類などを食べます。繁殖は一夫一婦で卵生。巣は枯れ草や樹皮、細根などでつくられていて卵は3個くらいを一気に生みます。卵は2週間ほどで孵化し、寿命は5年から10年ほどと言われています。

天敵はいるのか?

ベニマシコはカラスやタカなどの猛禽類が天敵として挙げられます。

ベニマシコは絶滅危惧種なのか?

ベニマシコは低懸念に分類されており、絶滅危惧種ではありません。ただし日本では滋賀県と埼玉県ではレッドリストの指定を受けていることもあり、生息数が減少の傾向にあります。

ベニマシコは飼育できるのか?

ベニマシコは 環境省の鳥獣保護管理法などで管理されており、餌やりなども禁止されてます。

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