テングザルはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説

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テングザルはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説します。名前からしてある程度予想がつくと思いますが、鼻がとても長く、まるで天狗を連想させるサルの仲間です。彼らはじつは絶滅危惧種に指定されております。危機的な状況におかれているのです。

テングザルとは? 基本ステータスについて

テングザルは霊長目オナガザル科テングザル属に分類されるサル。学名はNasalis larvatus、漢字は天狗猿。情報の一覧は以下の通り。全長は60-70cm 、体重は10-20kgです。

Japanese(和名)テングザル
English(英名)Long-nosed monkey
Proboscis monkey
scientific name(学名)Nasalis larvatus
classification(分類)Mammalia、Primates、 Cercopithecidae、Nasalis 
哺乳綱、霊長目、オナガザル科、テングザル属
IUCN Status(保全状況)VULNERABLE
Length(体長)60-70cm 
Weight(体重)10-20kg

生息地について

テングザルはボルネオ島(マレーシア)に分布しています。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

テングザルは見た目が特徴的な大きな鼻が最大の特徴。オスの鼻は特に大きく10cmになります。毛色は、頭部から肩、背中にかけては栗色や赤褐色。四肢や腹側は淡い灰色。顔は赤で尾の付け根は黒。テングザルはマングローブや森林、湿地林など川の付近に生息しております。日中に活動しほとんど樹上生活しています。樹上での動きは敏捷で枝から枝へと移動が可能です。

性格はどんな感じなのか?

テングザルは多くのサル類のように社会性がとても強いです。そのため規律を重視しており、他の仲間に危険を知らせることも行います。

生態はどんな感じなのか?

テングザルは草食性で、植物、マングローブの若葉など、木の葉類を食べて生活をしています。繁殖期は2~11月で妊娠期間は200日以上あります。出産は樹上で行われ1回につき1頭から2頭産むことが可能。20~30年の寿命になります。

天敵はいるのか?

テングザルは普段樹上生活をしているので安全ですが、地上ではトラやヒョウなどが天敵になっています。

テングザルは絶滅危惧種なのか?

テングザルは絶滅危惧種に指定されております。理由は東南アジアでの土地開発が挙げられます。森林伐採がとても進んでおり、彼らの住める土地がなくなっているので、結果的に天敵に襲われることが増えています。さらに食用や薬用の狩猟も問題。1975年のワシントン条約発効時から掲載されており、国際取引が厳しく制限されています。厳重に管理されています。

テングザルはペットとして飼育可能?

テングザルは絶滅危惧種で一般人が飼育することができません。動物園などで鑑賞してイベントなどで案内してもらうことをおすすめします。園内で展示されているオスやメスを観察しましょう。

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