コガタペンギン(妖精、フェアリーペンギン、ブルーペンギン)の特徴、生息地、大きさ、飼育などについて解説

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コガタペンギンの特徴、生息地、大きさ、飼育などについて解説します。フェアリーペンギン、ブルーペンギンと呼ばれており、オーストラリアやニュージーランドで見ることが可能です。オーストラリアではペンギンパレードがありますので興味があれば行ってみましょう。

コガタペンギンの基本情報について

コガタペンギンは別名リトルペンギン、フェアリーペンギン、またはブルーペンギンと呼ばれている世界で最も小さなペンギンで愛されており、可愛いです。体長は36 – 42cm、体重は約1kgです。カテゴリーでは鳥類とされます。

Japanese(和名)コガタペンギン
English(英名)Little Penguin / Fairy Penguin / Blue Penguin
scientific name(学名)Eudyptula minor
classification(分類)Sphenisciformes, Spheniscidae, Eudyptula
ペンギン目ペンギン科コガタペンギン属
IUCN Status(保全状況)LEAST CONCERN
Height(身長)36 – 42cm
Weight(体重)1kg

分類学ではどうなっているのか?

コガタペンギンは、1781年にドイツの博物学者ヨハン・ラインホルト・フォルスターによって初めて公に書物に記載されました。いくつかの亜種が知られていますが、これらの正確な分類にはまだ議論の余地があります。 コガタペンギンとハネジロペンギンは同一種とされていましたが、近年は別種とされるようになりました。

コガタペンギンの生息地について

コガタペンギンはオーストラリアのメルボルンを筆頭に、南部地域に住んでいます。またほかにもニュー児ランドにも生息しています。成鳥は定住性であるとされていてコロニーを形成します。行動は主に海岸で定住して海でほとんどの時間を過ごします。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

コガタペンギンはペンギンの中では最も小さい種類であり、体長は約36-43cm、体重はわずか1kgしかないというとても可愛い動物です。頭と背中は青みがかった暗い灰色で前面は白く、灰色の毛が特徴です。くちばしは全体が黒。他のペンギンと違って、直立で歩行せずにやや前傾姿勢で歩行する癖があり、恐らく最も原始的な種類のペンギンと推測されています。

性格はどのような感じなの?

コガタペンギンはとても凶暴な性格をしています。これはもともと体が小さいことから外敵が多いため、強い態度で接しないと生きていけないという裏があります。そのためある程度慣れるまでは安易に手を出すと嘴で噛まれてしまいます。野生は大きな人間の姿を見てもあまり驚きません。

コガタペンギンの生態は?

コガタペンギンは小型の魚類、イカ・タコ等を主食として食べます。小魚が好きですが、甲殻類もたまに食べます。繁殖は主に毎年10月ごろ、コロニーで産卵をします。卵を2つ産むことが可能です。繁殖時期は早くて2歳くらいから可能になります。最大の寿命は15~20年と言われています。孵化後50から60日程度で、ヒナが巣立ちをして2年程度で独立をしていきます。

コガタペンギンの生活はどんな感じ?

コガタペンギンは普段は夜行性です。明け方に海へ出て、日没後に陸に上がる傾向にあります。彼らは定住する傾向にあり、離れることがあまりありません。巣は草むらなどに穴を掘って生活をして外敵から身を守ります。

コガタペンギンは絶滅危惧種なの?

IUCNの保全状態評価ではコガタペンギンはLEAST CONCERNで安定した個体数を維持しております。1,000,000羽が推測されている個体数です。ただし、決して安定しているとは言えません。それは以下のような事件が起こっているからです。

2011年のニュージーランド沖で石油流出

2011年のニュージーランド沖で石油流出が起こりました。20000羽の海鳥(コガタペンギンを含む)が死亡し、この影響で専門家から生態の崩壊を危惧されています。この問題だけでなく、ニュージーランドやオーストラリアでは土地開発により、住居などにペンギンが侵入する事件も起こっています。これを機に飼育を始めるかたもいるとか?

捕食者の増加問題

もともと、オーストラリアやニュージーランドは肉食動物がいませんでした。しかし近代になってヨーロッパ人によって開拓されてからというもの、犬や猫、さらにキツネなどが持ち込まれており、コガタペンギンは捕食される問題が起こっています。コガタペンギンだけでなく、ペンギンの個体群全体が危険にさらされています。

コガタペンギンはどこで見れるのか?

コガタペンギンは主にニュージーランドのオアマルとオーストラリアのフィリップ島がメインの観光スポットとなっており、多数の旅行客が訪れています。興味があれば旅行サイトで予約をしていってみましょう。

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オアマルとは?

オアマルはニュージーランドの小さな町で、コガタペンギンが多数住んでいる町です。人の生活圏と接近しているため、コガタペンギンがかなり間近で見ることが可能です。とても小さな町なので混雑することもありませんからおすすめです。

フィリップ島とは?

フィリップ島とは、オーストラリアのメルボルンにある有名な観光名所です。コガタペンギンを筆頭に、コアラなどの観光が可能となっており、年間で多数の旅行客が訪れる名所です。

コガタペンギンの飼育は可能なのか?

コガタペンギンの種における飼育は可能です。ただし性格がかなり狂暴であることを踏まえて飼育が必要になるでしょう。また、飼育にはハードルが高いです。獣医の確保、常温を維持できる施設、魚の確保が必要になるでしょう。またプールや巣穴も用意する必要がるため、お金はそこそこかかりますので注意。以下のページを参考にしてください。

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