カンガルー(アカカンガルー)はどんな動物?特徴、生態、生息地について解説 図鑑で見れる動物

mammalian

カンガルーはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説します。オーストラリアではこの動物はとても有名で、動物園では必ず見ることができる動物です。跳躍能力がとっても優れており、他の動物よりも後ろ脚がとても強いのが特徴です。詳しいことを解説していきます。

カンガルーとは? 基本ステータスについて

カンガルーは、哺乳綱双前歯目カンガルー科を構成する有袋類の哺乳類です。カンガルーは亜種の種族にもよりますが、体長は60 – 100cm、体重は7-15kgになります。学名はMacropodidae 。情報の一覧は以下の通り。人間の中では最も知られている種類で野生もたくさん住んでいます。

Japanese(和名)カンガルー
English(英名)Capybara
scientific name(学名)Macropodidae 
classification(分類)Mammalia、Diprotodontia、 Macropodidae
哺乳綱、双前歯目、カンガルー科
IUCN Status(保全状況)LEAST CONCERN
Length(体長)60 – 100cm
Weight(体重)7-15kg

分類について

カンガルーにはとても多くの亜種が存在します。以下はWikipediaからの引用です。とても紹介しきれないほどの亜種が存在します。キノボリカンガルー属、ドルコプシス属、ヒメドルコプシス属、ウサギワラビー属、カンガルー属、ツメオワラビー属、イワワラビー属、クアッカワラビー属、ヤブワラビー属、オグロワラビー属から構成されています。

  • Dendrolagus bennettianus ベネットキノボリカンガルー Bennett’s tree-kangaroo
  • Dendrolagus dorianus ドリアキノボリカンガルー Doria’s tree-kangaroo
  • Dendrolagus goodfellowi セスジキノボリカンガルー Goodfellow’s tree-kangaroo
  • Dendrolagus inustus ゴマシオキノボリカンガルー Grizzled tree-kangaroo
  • Dendrolagus lumholtzi カオグロキノボリカンガルー Lumholtz’s tree-kangaroo
  • Dendrolagus matschiei アカキノボリカンガルー Huon tree-kangaroo
  • Dendrolagus mbaiso シロハラキノボリカンガルー Dingiso
  • Dendrolagus pulcherrimus コンジキキノボリカンガルー Golden-mantled tree-kangaroo
  • Dendrolagus scottae スコットキノボリカンガルー Tenkile
  • Dendrolagus spadix クリイロキノボリカンガルー Lowlands tree-kangaroo
  • Dendrolagus stellarum セリキノボリカンガルー Seri’s tree-kangaroo
  • Dendrolagus ursinus クロキノボリカンガルー Ursine tree-kangaroo
  • Dorcopsis atrata クロドルコプシス Black dorcopsis
  • Dorcopsis hageni セスジドルコプシス White-striped dorcopsis
  • Dorcopsis luctuosa ハイイロドルコプシス Gray dorcopsis
  • Dorcopsis muelleri オオドルコプシス Brown dorcopsis
  • Dorcopsulus macleayi ヒメドルコプシス Macleay’s dorcopsis
  • Dorcopsulus vanheurni ヤマドルコプシス Small dorcopsis
  • Lagorchestes asomatus ヒメウサギワラビー Lake Mackay hare-wallaby(絶滅種)
  • Lagorchestes conspicillatus メガネウサギワラビー Spectacled hare-wallaby
  • Lagorchestes hirsutus コシアカウサギワラビー Rufous hare-wallaby
  • Lagorchestes leporides ウサギワラビー Eastern hare-wallaby(絶滅種)
  • Macropus agilis スナイロワラビー Agile wallaby
  • Macropus antilopinus アカワラルー Antilopine kangaroo
  • Macropus bernadus クロワラルー Woodward’s wallaroo
  • Macropus dorsalis セスジワラビー Black-striped wallaby
  • Macropus eugenii ダマヤブワラビー Tammar wallaby
  • Macropus fuliginosus クロカンガルー Western grey kangaroo
  • Macropus giganteus オオカンガルー Eastern grey kangaroo
  • Macropus greyii シマワラビー Toolache wallaby(絶滅種)
  • Macropus irma クロテワラビー Western brush wallaby
  • Macropus parma パルマヤブワラビー Parma wallaby
  • Macropus parryi エレガントワラビー Pretty-faced wallaby
  • Macropus robustus ケナガワラルー Wallaroo
  • Macropus rufogriseus アカクビワラビー Red-necked wallaby
  • Macropus rufus アカカンガルー Red kangaroo
  • Onychogalea fraenata タヅナツメオワラビー Bridled nail-tail wallaby
  • Onychogalea lunata ミカヅキツメオワラビー Crescent nail-tail wallaby(絶滅種)
  • Onychogalea unguifera スナイロツメオワラビー Northern nail-tail wallaby
  • Petrogale assimilis ニセイワワラビー Allied rock-wallaby
  • Petrogale brachyotis コミミイワワラビー Short-eared rock-wallaby
  • Petrogale burbidgei バービッジイワワラビー Monjon
  • Petrogale coenensis クーエンイワワラビー Cape York rock-wallaby
  • Petrogale concinna ヒメイワワラビー Nabarlek
  • Petrogale godmani ミミナガイワワラビー Godman’s rock-wallaby
  • Petrogale herberti ハーバードイワワラビー Herbert’s rock-wallaby
  • Petrogale inornata ジミイワワラビー Unadorned rock-wallaby
  • Petrogale lateralis ワキスジイワワラビー Black-flanked rock-wallaby
  • Petrogale mareeba マリーバイワワラビー Mareeba rock-wallaby
  • Petrogale penicillata オグロイワワラビー Brush-tailed rock-wallaby
  • Petrogale persephone プロサーパインイワワラビー Proserpine rock-wallaby
  • Petrogale purpureicollis パープルイワワラビー Purple-necked rock-wallaby
  • Petrogale rothschildi アカイワワラビー Rothschild’s rock-wallaby
  • Petrogale sharmani シャーマンイワワラビー Mt. Claro rock-wallaby
  • Petrogale xanthopus シマオイワワラビー Yellow-footed rock-wallaby
  • Setonix brachyurus クアッカワラビー Quokka
  • Thylogale billardierii アカハラヤブワラビー Tasmanian pademelon
  • Thylogale browni ブラウンヤブワラビー Brown’s pademelon
  • Thylogale brunii コゲチャヤブワラビー Dusky pademelon
  • Thylogale calabyi カラビーヤブワラビー Calaby’s pademelon
  • Thylogale lanatus ヤマヤブワラビー Mountain pademelon
  • Thylogale stigmatica アカアシヤブワラビー Red-legged pademelon
  • Thylogale thetis アカクビヤブワラビー Red-necked pademelon
  • Wallabia bicolor オグロワラビー Swamp wallaby
  • Lagostrophus fasciatus シマウサギワラビー Banded hare-wallaby

Source : Wikipedia

カンガルーとワラビーの違い

以上で分類について紹介しましたが、カンガルーとワラビーの違いがあります。カンガルーもワラビーも同じカンガルー科の動物。では何が違うのか?体の大きさです。「ワラビー」は体長25〜75cm、平均体重は25kg以下のものを指します。これ以上のサイズを「カンガルー」と呼んでいます。

カンガルーはなぜ飛ぶ?

カンガルーはなぜ飛ぶのか?カンガルーは足の腱をバネのように使うことで遠くに一気に飛ぶことができます。これにより効率よく移動ができるのです。なぜ飛ぶのかといえば、もともとカンガルーは前足も使っていたと言われています。しかし徐々に近場で餌を見つけることが困難となり、移動距離が長くなるようになりました。そして飛ぶと言う方法を覚えたのです。これによりより遠くまで移動できるようになりました。その代わり、前足は退化しました。

生息地について

カンガルーはオーストラリアの固有種になります。オーストラリア大陸、タスマニア島、ニューギニア島ではカンガルーを見ることができます。大きな自然の草原などで行動しており見ることができます。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

カンガルーは後肢が発達しており、生まれてから頭から足まで太い尾でバランスをとりながら跳躍します。大型哺乳類のなかで稀な移動方法で、跳躍する移動は化石から2000万年前に見られるようになりました。アカカンガルーは跳躍により時速70kmほどのスピードを出すことができます。移動距離も長く、発情期には100km/1日程度の移動をすることもあります。

性格はどんな感じなのか?

カンガルーはもともと神経質な性格で、群れで生活をする特徴があります。そのため社会性がとても強く、仲間とともに規律を守ります。非常に憶病な性格をしているため、飼育するのであれば慣れるまでかなり時間がかかると知っておいてください。

生態はどうなっているのか?

カンガルーの食べるものは草、昆虫や木の葉などを食べて生活をしています。繁殖は他の有袋類と同様、育児嚢、袋で子どもを大きくなるまで育てる仕組みです。繁殖の時期になるとオスがメスを巡ってボクシングなどを行います。妊娠期間は1か月ほど、寿命は15年~20年です。野生の有袋類の種類なので母親のお腹の中でほぼ未熟な子供を育てます。実際に成長するまで人間以上にしっかり育てられます。

天敵はいるのか?

カンガルーは実は体の構造上、前にしか進むことができません。そのため後ろに下がれないと言う問題があります。ディンゴなど複数が天敵に当たり、子供が特に狙われてしまいます。母親は食事から生活まで子供を守るために袋の中で管理する習性があります。暮らしの中で注意が必要になります。

カンガルーは絶滅危惧種なのか?

カンガルーは絶滅危惧種に指定されている亜種がとても多く存在します。ワシントン条約にも掲載されており、国際取引が厳しく制限されています。これは棲息地の破壊が最大の理由です。保護活動が始まっています。

カンガルーはペットとして飼育できるのか?

カンガルーはペットとして飼育するのはとても困難です。なぜなら一日でとても長い距離を移動するため、広大な土地がなければ飼育は極めて厳しいわけです。そのため、現実的な選択ではありません。大きなイベントが動物園などでやっていますので案内をしてもらうのが良いでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました