トウキョウトガリネズミとはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説 世界最小のほ乳類

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トウキョウトガリネズミとはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説していきます。名前は東京なのに実際に住んでいる地域は全く違いますので注意してください。とても希少なネズミで絶滅危惧種に指定されています。

トウキョウトガリネズミとは? 基本ステータスについて

トウキョウトガリネズミは真無盲腸目トガリネズミ科トガリネズミ属に属する哺乳類のモグラです。学名はSorex minutissimus hawkeri。体長がわずか45-49mm、尾長約27-31mm、体重約1.5-1.8gで極めて小さい動物です。

Japanese(和名)トウキョウトガリネズミ
English(英名)Hawker’s least shrew
scientific name(学名)Sorex minutissimus hawkeri
classification(分類)Mammalia、 Eulipotyphla、 Soricidae、Sorex
哺乳綱、真無盲腸目、トガリネズミ科、トガリネズミ属
IUCN Status(保全状況)VULNERABLE
Length(体長)45-49mm
Weight(体重)1.5-1.8g

名前の由来は?

トウキョウトガリネズミとなれば東京の生き物として認識するのが普通。しかしなぜなのか?それは1903年にさかのぼります。この時代に発見された動物ですが、発見者であるホーカーが標本ラベルにYezo(蝦夷)と書くべきところを誤ってYedo(江戸)と表記してしまったのが名前の由来です。また亜種も存在します。オオアシトガリネズミは日本で最も大きな種で他にもエゾトガリネズミと、ヒメトガリネズミがいます。

生息地について

トウキョウトガリネズミは北海道の幌延町や猿払村、白糠町、根室市、鹿追町、三笠市などで生息しています。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

トウキョウトガリネズミはとがった鼻と小さな目が特徴で、名前にネズミと付いていますがモグラの仲間です。トウキョウトガリネズミは世界最小のほ乳類でモグラのような大きな手が特徴で、穴をほって地中で暮らしています。そのため、地上では見れない時間もあります。体が小さいため、約30分おきに採食と休息を繰り返すと言う特徴を持っています。

生態はどうなっているのか?

トウキョウトガリネズミは毒を持っており、狩りに利用してます。この毒で敵を麻痺させて、素早い動きで自分より大きな虫などもつかまえます。主な食べ物は昆虫類となります。トウキョウトガリネズミの寿命は1年から2年と言われています。まだ生態についてはなぞも多いです。研究で解明されておりません。

トウキョウトガリネズミは絶滅危惧種なのか?

トウキョウトガリネズミは日本の北海道版レッドリストでは絶滅危惧種に指定されています。環境省レッドリストではトウキョウトガリネズミは登録されています。そもそも生息数が少ないため危機的な状況にあります。

トウキョウトガリネズミは飼育可能?

トウキョウトガリネズミはまだまだ生態が謎の面も多く、毒も持っていますので安易に飼育はおすすめできません。

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