ユーラシアカワウソ（ヨーロッパカワウソ）はどんな動物？特徴、生態、生息地について解説します。このカワウソはその名の通り、アフリカからアジア、ヨーロッパまでかなり広く分布しています。しかしその割には絶滅危惧種に指定されている動物です。
ユーラシアカワウソとは？ 基本ステータスについて
ユーラシアカワウソ（ヨーロッパカワウソ）は哺乳綱食肉目イタチ科カワウソ属に分類される食肉類。学名はLutra lutra、英語名はEurasian river otter、Eurasian otter。体長は58～80cmで体重は５～12kg、尾長は30～50cm。情報の一覧は以下の通り。
| Japanese（和名） | ユーラシアカワウソ（ヨーロッパカワウソ） |
| English（英名） | Eurasian river otter Eurasian otter |
| scientific name(学名) | Lutra lutra |
| classification（分類） | Mammalia、Carnivora、 Mustelidae、Lutra 哺乳綱、食肉目、イタチ科、カワウソ属 |
| IUCN Status(保全状況) | NEAR THREATENED |
| Length（体長） | 58～80cm |
| Weight（体重） | ５～12kg |
生息地について
ユーラシアカワウソ（ヨーロッパカワウソ）はアルジェリア、インドネシア（スマトラ島）、スリランカ、チュニジア、モロッコなどユーラシア大陸に広く分布してします。
特徴は？どんな感じの生物なのか？
ユーラシアカワウソ（ヨーロッパカワウソ）は背面は黒褐色や灰褐色、喉から頬・胸部・腹部にかけては淡黄色や灰白色。カワウソは水辺に結びついた生活をしている動物で四肢の指の間には水掻きがありますので泳げます。普段は河川や湖・湿原・海岸などに生息します。夜行性ですが、早朝に活動することもあります。
性格はどんな感じ？
ユーラシアカワウソ（ヨーロッパカワウソ）は海に出ることもあり、仲間同士で狩りをすることもあるため、とても協調性が強いです。
生態はどんな感じ？
ユーラシアカワウソ（ヨーロッパカワウソ）は主に甲殻類、魚類を食べるのがメインですが、カエル、鳥類、アナウサギなどの小型哺乳類を食べることもあります。繁殖は水中で交尾を行い、妊娠期間は2か月ほどあり、1回につき1-3頭産むことができます。授乳期間は2か月で、寿命は10年です。
天敵はいるのか？
ユーラシアカワウソ（ヨーロッパカワウソ）はワニやジャガーなどが天敵に当たります。
ユーラシアカワウソ（ヨーロッパカワウソ）は絶滅危惧種なのか？
残念ながらユーラシアカワウソ（ヨーロッパカワウソ）は絶滅危惧種（レッドリスト）に指定されています。さらにワシントン条約により国際取引が厳しく制限されている状況です。毛皮の目的での狩猟、生息地の破壊およびそれによる獲物の減少、混獲、さらにはペットとしての乱獲も進んでおり、かなり危機的な状況です。 日本では1964年に国の天然記念物、1965年に特別天然記念物に指定されてます。研究も進んでいます。ニホンカワウソのように滅ぶ可能性もあります。
ユーラシアカワウソ（ヨーロッパカワウソ）は飼育可能？
ユーラシアカワウソ（ヨーロッパカワウソ）は絶滅危惧種に指定されている動物ですので一般人が飼育することはかなり難しいです。動物園や水族館で鑑賞しましょう。イベントの案内や展示もありますので、ショップで見てみましょう。HPにアクセスしてマップを見てみましょう。
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