ダイシャクシギはどんな鳥?特徴、生態、生息地について解説します。北欧から中央アジアにかけての内陸部で繁殖しユーラシア大陸のかなり広い範囲で見ることができる鳥の仲間。しかしこれだけ広い範囲で生息している割には準絶滅危惧種に指定されているのです。
ダイシャクシギとは? 基本ステータスについて
ダイシャクシギはチドリ目シギ科に分類される鳥類の一種。英語はEurasian Curlew、学名はNumenius arquata、漢字は大杓鷸。全長は50~60cm 、翼開長は80~100cm、体重は450~1,000g 。情報の一覧は以下の通り。
Japanese(和名) | ダイシャクシギ |
English(英名) | Eurasian Curlew |
scientific name(学名) | Numenius arquata |
classification(分類) | Aves、 Charadriiformes、 Scolopacidae、Numenius 鳥綱、チドリ目、シギ科、ダイシャクシギ属 |
IUCN Status(保全状況) | LEAST CONCERN |
Length(体長) | 50~60cm |
Weight(体重) | 450~1,000g |
生息地について
ダイシャクシギはヨーロッパからアジアまでかなり広く分布しています。北欧から中央アジアにかけての内陸部で繁殖し、西欧からアフリカ、中東、インド、東南アジアの沿岸部で越冬をします。
特徴は?どんな感じの生物なのか?
ダイシャクシギは長い嘴が特徴で春と秋の渡りの時期に飛来をします。頭から翼までの羽毛は褐色の細かいまだらの模様があり、干潟や湿地、河口や湖沼の水辺などに生息しています。ホウロクシギと混群を形成することもあり、共生することができる鳥です。
生態はどうなっているのか?
ダイシャクシギは長い嘴を利用してカニやゴカイ等を捕食して生活をしています。一夫一妻で繁殖期はつがいで生活し、縄張りを持ち、巣は草地の地上で産卵数は4個くらいです。卵は1か月で孵化することが多く、ヒナは40~45日で巣立ちします。寿命は10~20年です。
天敵はいるのか?
ダイシャクシギはカラスやタカなどが天敵に当たります。
ダイシャクシギは絶滅危惧種なのか?
ダイシャクシギは準絶滅危惧種に指定されています。生息数が減少している大きな理由は開発による生息地の減少や分断です。日本でも自治体によっては絶滅危惧種に指定されています。
ダイシャクシギは飼育できるのか?
ダイシャクシギは 環境省の鳥獣保護管理法などで管理されており、餌やりなども禁止されてます。
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