エミューはどんな鳥?特徴、生態、生息地について解説します。飛べない鳥として知られているエミューはオーストラリアでとても有名です。オーストラリア全域の草原や砂地などの拓けた土地に分布しており、鳥類でもとても有名な鳥の一つとして知られています。
エミューとは? 基本ステータスについて
エミュー(emu)は鳥綱ヒクイドリ目ヒクイドリ科エミュー属に分類される鳥類。学名はDromaius novaehollandiaeで英名は鴯鶓。体高は約1.6m-2.0m程度、体重は40kg-60kg程度。ダチョウに次いで2番目に体高が高く、飛ぶことはできません。体格はオスよりメスの方が大きいです。
Japanese(和名) | エミュー |
English(英名) | Emu |
scientific name(学名) | Dromaius novaehollandiae |
classification(分類) | Ave、 Casuariiformes、 Casuariidae、Dromaius 鳥綱、ヒクイドリ目、ヒクイドリ科、エミュー属 |
IUCN Status(保全状況) | LEAST CONCERN |
Length(体長) | 1.6m-2.0m |
Weight(体重) | 40kg-60kg |
分類について
エミューは以下のような亜種が存在します。
- Dromaius novaehollandiae novaehollandiae
- Dromaius novaehollandiae baudinianus
- Dromaius novaehollandiae diemenensis
- Dromaius novaehollandiae minor
生息地について
エミューはオーストラリアの固有種になります。
特徴は?どんな感じの生物なのか?
エミューは鳥類の中ではダチョウの次に高い鳥ですが飛べません。ややがっしりした体躯で頸から頭部に掛けても比較的長い羽毛が生えているのが特徴です。全身の羽毛が灰褐色で色が剥げたり濃くなったりしている箇所があります。翼は深い羽毛に埋もれているために外からはほとんど見れません。
性格はどんな感じなのか?
エミューはとても大人しく、温和な性格をしており、優しく接していれば懐いてくれます。しかしいじわるをしたりすると怒って嘴で突いてきたりしますので注意しましょう。
生態はどうなっているのか?
エミューは雑食であり、小型の哺乳類、昆虫、種子なども食べて生活しています。繁殖形態は卵生。11月から4月あたりにかけて卵を10-30個産みます。エミューの寿命は20年から30年と言われています。
天敵はいるのか?
エミューの天敵はディンゴ、ワニなどです。そのため特にヒナなどは優先的に襲われてしまう傾向にあります。
エミューは絶滅危惧種なのか?
エミューは絶滅危惧種ではありません。以前はオーストラリア全土でエミューを見ることができました。しかしタスマニアでは19世紀にエミューが絶滅しております。エミューは1999年、オーストラリア政府によって環境保護および生物多様性保全法に基づいて正式に保護されるようになって厳重に保護されるようになりました。ただしニューサウスウェールズ州だけはエミューを絶滅危惧種に指定しております。
エミューは飼育できるのか?
エミューは飼育することは極めて困難です。移動距離が長いため、かなり広大なスペースを必要とします、そうなると飼育できる方はかなり限定され、厳しいと言わざるを得ないでしょう。動物園に入園してイベントなどで見るのが適切です。詳細は公式サイトなどで確認しましょう。
コメント