アフリカヤマネはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説します。ハムスターのように飼育できるアフリカ原産の種類の動物で、とても可愛らしさがあるため、ペットとしてもとても人気があります。樹上性の動物で、平たい体を木に張りつけるようにして移動できるため俊敏性があります。
アフリカヤマネとは? 基本ステータスについて
アフリカヤマネは哺乳綱齧歯目リス亜目ヤマネ科に分類される齧歯類。学名はGraphiurus spp、英語名はDormouse。体長はわずか6cm、体重は10gくらいしかありません。尾長は4~5cmです。情報の一覧は以下の通り。
Japanese(和名) | アフリカヤマネ |
English(英名) | Dormouse |
scientific name(学名) | Graphiurus spp |
classification(分類) | Mammalia、Rodentia、 Gliridae、Glirulus 哺乳綱、齧歯目、ヤマネ科、ヤマネ属 |
IUCN Status(保全状況) | LEAST CONCERN |
Length(体長) | 6cm |
Weight(体重) | 10g |
生息地について
アフリカヤマネは名前の通り、アフリカに広く分布しており、主に温帯に住んでいます。現在は小動物の中でも日本でも人気の動物です。
特徴は?どんな感じの生物なのか?
アフリカヤマネはハリネズミやモモンガのような風貌。体毛は背面が茶褐色、灰褐色。体はネズミ類に似ていて尾は長い毛で覆われています。小型のハムスターのような見た目に、リスのような尻尾が特徴的です。夜行性の動物で、運動能力に長けておりとても俊敏です。樹上性の動物で、平たい体を木に張りつけるようにして移動することができます。
性格はどんな感じ?
アフリカヤマネは警戒心が強く臆病でいきなり近づくと逃げてしまうことがとても多いです。怖がらせないようにすることが大切でペットにするなら時間をかけて距離を縮めていく必要があります。
生態はどんな感じ?
アフリカヤマネは昆虫を捕まえたり木の実や穀類、種子などを食べています。繁殖様式は胎生。妊娠期間は1か月あり、隙間などで繁殖し、1回につき3-5頭産むことができます。寿命は3年で、飼育下では8年の記録があります。
天敵はいるのか?
アフリカヤマネはイタチやイヌ、ネコなどの肉食動物が天敵に当たります。
アフリカヤマネは絶滅危惧種なのか?
アフリカヤマネは絶滅危惧種ではありません。そのため、アフリカを中心に分布しており、動物園でも見ることができます。
アフリカヤマネは飼育できる?
アフリカヤマネはペットとして飼育可能ですが、しかしそこそこ入手が困難になります。異変を感じたら早めに動物病院を受診してください。人間が飼育するなら健康を考えて世話するのがおすすめ。最近はフェレットなどこれらのカテゴリーは人気があります。
販売価格はどれくらい?
日本円で生き物の販売価格の案内は1万円~2万円くらいで購入が可能です。しかし流通量がとても少ない動物なので入手は簡単ではありません。ペットショップでの販売よりも動物園のスタッフから管理しているものを相談してお迎えして暮らすのがベストかもしれません。
ケージが必須
ケージが必須です。運動量が多いため30×50㎝くらいの大きさは必要です。回し車が必須でハムスターのようによく動きます。給水器もボトルタイプのものを用意しましょう。また寝床として身体を隠せるハウスがあるとストレスを軽減できます。床材は木製のものが安心です。ケージの扉を開ける際には、脱走されないよう細心の注意が必要です。
ご飯について
アフリカヤマネの専用のご飯はありません。小型のハムスター用のフードで代用できます。どうしてもない場合は毎日、ミルワームなど小さな昆虫を食べますので新しいセットを上げると良いでしょう。慣れれば大好きな果物など与えれば懐いていくのでポイント。店で買ってあげると良いでしょう。
トイレは覚えない
アフリカヤマネの知能はそれほど高くなく、しつけをしてもトイレは覚えません。排泄物の臭いは比較的強めですから適度な掃除は必須。またげっ歯類は一生、歯が伸び続ける動物です。そのためかじり木なども用意しましょう。
コメント