イロワケイルカはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説します。イロワケイルカはパンダイルカとも呼ばれており、白と黒の体が基調です。南アメリカ南端のフエゴ島周辺やフォークランド諸島周辺に住んでおり、南極に近い所で分布しています。
イロワケイルカとは? 基本ステータスについて
イロワケイルカはクジラ目ハクジラ亜目マイルカ科イロワケイルカ属に属するイルカのなかま。学名はCephalorhynchus commersonii、英語名はCommerson’s Dolphin、漢字は色分海豚。体長は1.2~1.7mで体重は35~65kg。情報の一覧は以下の通り。
Japanese(和名) | イロワケイルカ |
English(英名) | Commerson’s Dolphin |
scientific name(学名) | Cephalorhynchus commersonii |
classification(分類) | Mammalia、Cetartiodactyla、 Delphinidae、Cephalorhynchus 哺乳綱、クジラ目、マイルカ科、イロワケイルカ属 |
IUCN Status(保全状況) | LEAST CONCERN |
Length(体長) | 1.2~1.7m |
Weight(体重) | 35~65kg |
生息地について
イロワケイルカは南アメリカのフエゴ島およびフォークランド諸島周辺の海域、インド洋南部のケルゲレン諸島周辺の海域に分布しています。
特徴は?どんな感じの生物なのか?
イロワケイルカは鯨目としては最小のサイズ。模様はかなり特徴的で、頭部、胸びれ、背びれ、尾びれは黒で喉と胴は白なのでパンダイルカとも言われています。背びれは、頭側は直線で口吻はほとんどなく尾びれの中央には切れ込みがあります。イロワケイルカは水深200m位までの沿岸域に分布しています。
性格はどんな感じなのか?
イロワケイルカは小さな群れで見られることが多く、協調性の強い動物であることが分かっています。時には100頭程の大きな群れもあります。イロワケイルカは非常に活発に行動します。海面を高速で泳いだりジャンプすることがあります。
生態はどんな感じなのか?
イロワケイルカはイワシなどの魚やイカなどを食べて生活をしています。繁殖期は9~2月で妊娠期間が1年ほどあります。生まれたばかりの子どもは体長50~75cmで授乳期間は不明。雌は5~8年、雄は6~9年程で性成熟します。寿命は20年~30年と言われています。
天敵はいるのか?
イロワケイルカはシャチやサメが天敵に当たります。
イロワケイルカは絶滅危惧種なのか?
イロワケイルカは全体で見れば絶滅危惧種ではありません。ただし彼らはワシントン条約附属書IIに記載されており、条約締結国間での商業取引に制限がかかっています。
イロワケイルカは飼育可能?
イロワケイルカは体格が大きいため一般人が飼育することができません。探すなら水族館などアクセスして鑑賞してイベントなどで案内やガイドしてもらうことをおすすめします。図鑑などでも詳細が見れますのでネットのページでも見てみましょう。グッズの購入など水族館の方針で商品にもされています。
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