カピバラはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説します。カピバラと言えばとても大柄で太っているため豚のように見えてしますのですが、実は違います。実はネズミの仲間です。彼らは南米の大陸で広く活動をしているため、南米の方にはなじみのある動物の一つ。
カピバラとは? 基本ステータスについて
カピバラはテンジクネズミ科カピバラ属に分類される齧歯類。ネズミのなかまで世界最大の大きさ。体長は106 – 134cm、体重は35 – 64kgになります。学名はHydrochoerus hydrochaeris。情報の一覧は以下の通り。南アメリカではcapybaraはとても人気でイベントも開催されています。団体などで動物園に入園すれば園内で得意な泳ぎなど見せてくれます。温泉やカピバラカフェ、X(twitter)、youtubeなどでも露出が多いです。
Japanese(和名) | カピバラ |
English(英名) | Capybara |
scientific name(学名) | Hydrochoerus hydrochaeris |
classification(分類) | Mammalia、 Rodentia、 Hydrochoerinae、Hydrochoerus 哺乳綱、齧歯目、テンジクネズミ科、カピバラ属 |
IUCN Status(保全状況) | LEAST CONCERN |
Length(体長) | 106 – 134cm |
Weight(体重) | 35 – 64kg |
分類について
カピバラにはレッサーカピバラと言う亜種が存在します。
Hydrochoerus isthmius
パナマ東部、コロンビア北西部、ベネズエラ西部で見られるカピバラ。名前はレッサーカピバラ、もしくはヒメカピバラと呼ばれます。ヒメカピバラはカピバラによく似ていますが、ヒメカピバラの成体は通常体重が約28kgに達するのでやや小型になります。
生息地について
カピバラは南米大陸で見ることができます。
特徴は?どんな感じの生物なのか?
カピバラは現生の齧歯類でも最大の動物。前肢の指は4本、後肢の趾は3本あり、指趾の間には小型の水かきがあるため泳ぐこともできます。体毛は硬く長いもので、体を震わせるだけで水を落とすことが出来る機能を持っています。カピバラは普段草原から、河辺などで生活をします。
性格はどんな感じなのか?
カピバラはとても穏やかで優しい動物です。基本的にカピバラは単独行動よりも群れを形成して生活をしますので社会性がとても強い生き物です。寝てしまうことも多くあり、とてものんびり生きている動物です。また雨に濡れることを好まず体温調整のためになかまと体を寄せ合う傾向があります。
生態はどうなっているのか?
カピバラは植物食で、水中や水辺にあるイネ科の植物などを食べて生活をします。繫殖形態は胎生。交尾期になるとオスはメスをひきつけるため、鼻の上の臭腺を周囲の木の葉にこすりつける仕草をします。妊娠期間は150日で交尾は水中で行います。1回で最大7頭産むことができます。寿命は5 – 10年。
天敵はいるのか?
カピバラはジャガー、ピューマなどに襲われてしまいます。しかしカピバラは水中に逃げると言う手段があり、泳げますので逃げる時は川を探すことが多いです。
カピバラは絶滅危惧種なのか?
カピバラは全体で見れば絶滅危惧種ではありません。しかし亜種に当たるレッサーカピバラがピンチです。採掘林の破壊、沼地の排水がかなり深刻化していることや生息地がとても狭いこともあり、絶滅の可能性を指摘されています。
カピバラはペットとして飼育できる?
カピバラはペットとして飼育できる?お金と言う高いハードルがあります。カピバラは仕入れるなら70万円~100万円近くを出す必要があります。ペットとしては珍しい動物なので、価格も高額になりますから簡単ではありません。またカピバラを診てくれる獣医が見つかるかどうかも鍵です。意外な行動を見せることもあり、人間はしっかりしたケアが必要です。
餌は何を与えればよい?
カピバラは草食ですから食べ物(食事)はペレット、キャベツ、リンゴなど果物、野菜、草などが好みです。中でも大食漢なので食費が高くなりますので注意しましょう。同じオニテンジクネズミの姿でも大型となり、朝から日中、夜にかけてとても食べます。現在は日本でも展示が多いので好きならこの種類をまずは前に見てみましょう。
飼育スペース
カピバラはげっ歯類では世界最大の動物。飼育スペースはそこそこ広い必要があります。水浴び場が必須です。体が長時間水に触れていない状態が続くと皮膚が乾燥してしまいます。トイレ、寝床や暖房器具も必要になります。冬の寒さをしのぐためにも毛は伸びつづけますのでこのケアも必要です。
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