アオコブホウカンチョウはどんな鳥?特徴、生態、生息地について解説

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アオコブホウカンチョウはどんな鳥?特徴、生態、生息地について解説します。アオコブホウカンチョウはキジ目に属している鳥で、コロンビアだけに分布しているため、知らない方も多いでしょう。さらにいえば絶滅危惧種に指定されています。

アオコブホウカンチョウとは? 基本ステータスについて

アオコブホウカンチョウは、キジ目ホウカンチョウ科ホウカンチョウ属に分類される鳥類。学名はCrax alberti、英名はAlbert’s curassow、Blue-billed curassow。漢字は青瘤鳳冠鳥。全長82.5-92.5cm。翼長オス37.5-42.4cm、メス36.2-38.2cm。情報の一覧は以下の通り。

Japanese(和名)アオコブホウカンチョウ
English(英名)Albert’s curassow
Blue-billed curassow
Blue-knobbed Curassow
scientific name(学名)Crax alberti
classification(分類)Aves、 Gruiformes、 Cracidae、Crax 
鳥綱、キジ目、ホウカンチョウ科、ホウカンチョウ属
IUCN Status(保全状況)CRITICALLY ENDANGERED
Length(体長)82.5-92.5cm
Weight(体重)3.2~3.6kg 

生息地について

アオコブホウカンチョウはコロンビアの固有種になります。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

アオコブホウカンチョウは嘴は黄色っぽい色をしています。オスは腹部と尾羽の腹面が白い羽毛で被われメスは上面に白い横縞が入り腹部と下尾筒が赤褐色の羽毛で被われます。尾羽の先は白く、雄の嘴の付け根には青いコブがあります。アオコブホウカンチョウは標高1,200m以下の低地から低山地の森林や湿地、熱帯雨林などに生息しています。

生態はどうなっているのか?

アオコブホウカンチョウは地上で採餌し、落下果実や木の実などのほか、昆虫類なども食べます。繁殖期は12月から翌年の4月で一夫一婦で繁殖。雌はふつう2個の卵を産みます。寿命は20年~25年ほどと言われています。

天敵はいるのか?

アオコブホウカンチョウはこれといった天敵がいません。

アオコブホウカンチョウは絶滅危惧種なのか?

アオコブホウカンチョウは絶滅危惧種(レッドリスト)に指定されています。ワシントン条約附属書III類にも掲載されており国際取引が厳しく制限されています。開発による生息地の破壊や乱獲などにより生息数は激減。保護区の設立や一部の動物園などで繁殖が試みられています。現状のままだと100年以内には絶滅するという指摘があり、危機的な状況です。

アオコブホウカンチョウは飼育できるのか?

上記の通り、絶滅危惧種に指定されていますしワシントン条約に掲載されているため、一般人が入手することは極めて困難です。動物園などで鑑賞しましょう。

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