ビントロングはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説

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ビントロングはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説します。主に東南アジアに暮らすジャコウネコ科の動物で、一見みると猫ににているようです。独特な体臭を持っています。この動物は絶滅危惧種に指定されているため、早急な保護を必要としている動物です。

ビントロングとは? 基本ステータスについて

ビントロングは哺乳綱食肉目ジャコウネコ科ビントロング属に分類される食肉類。本種のみでビントロング属を構成。学名はArctictis binturong、英語ではBear cat、Binturong。別名クマネコ、ビンツロング。

Japanese(和名)ビントロング
English(英名)Bear cat、Binturong
scientific name(学名)Arctictis binturong
classification(分類)Mammalia、 Carnivora、 Viverridae、binturong
哺乳綱、食肉目、ジャコウネコ科、ビントロング属
IUCN Status(保全状況)VULNERABLE~
Length(体長)60-90cm
Weight(体重)9-15kg

分類について

分類は以下の亜種が存在します。Wikipediaからの引用になります。

  • Arctictis binturong binturong (Raffles, 1821)
  • Arctictis binturong albifrons (Cuvier, 1822)
  • Arctictis binturong kerkhoveni Sody, 1936
  • Arctictis binturong mengalensis Wang & Li, 1987
  • Arctictis binturong penicillata Temminck, 1835
  • Arctictis binturong whitei Allen, 1910

生息地について

分布はインド、インドネシア、カンボジア、タイ、ネパール、フィリピンなど東南アジアにかなり広くいることが分かっています。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

全身は長い体毛で粗く被われるが、頭部は短い体毛で被われ耳介は小型で、丸みを帯びます。歯列は門歯が上下6本、犬歯が上下2本、小臼歯が上顎8本・下顎6-8本、大臼歯が上顎2-4本。アーモンドやポップコーンのような独特の香りのする不思議な動物で体臭がします。長い尾でバランスをとり、木の枝をつかみながら移動ができます。基本的には木の上で生活をする動物です。単独もしくは小規模な群れを形成して生活。夜行性で昼間は休んでいます。

生態はどうなっているのか?

ビントロングは果実、昆虫、鳥類、小型哺乳類、ミミズなども食べて生活をします。繁殖形態は胎生。周年繁殖が可能。妊娠期間は3か月あり1頭から3頭を生みます。寿命は15年から20年となります。

天敵はいるのか?

ビントロングはトラ、ヒョウ、ウンピョウ、ドールが天敵です。

ビントロングは絶滅危惧種なのか?

ビントロングは食用とされたり、薬用になることから乱獲で数が減っています。生息地の破壊、狩猟などにより生息数が減少しておりワシントン条約附属書IIIに掲載され、絶滅危惧種に指定されてます。

ビントロングは飼育できるのか?

ビントロングは絶滅危惧種に指定されているため飼育することが難しいです。動物園などで鑑賞することをおすすめします。園内の総合案内にアクセスしてイベントに参加してみましょう。動物園のページにアクセスしてサイトマップから概要なども見てみましょう。

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