シロイルカ(ベルーガ)はどんな動物?特徴、生態、生息地について解説 水族館で見れるイルカ

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シロイルカはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説します。このイルカは身が白で主に北極圏の海に分布しています。本種のみでシロイルカ属を構成。このイルカはとても人間にもなじみがありますので紹介をしていきます。

シロイルカとは? 基本ステータスについて

シロイルカは哺乳綱偶蹄目イッカク科シロイルカ属に分類される海獣。体長は3m-5m、体重は0.5t-1.5tあるためとても大きなイルカ。Delphinapterus leucasが学名で、英名はBeluga。漢字は白海豚です。情報の一覧は以下の通り。

Japanese(和名)シロイルカ
English(英名)Beluga
White whale
scientific name(学名)Delphinapterus leucas
classification(分類)Mammalia、Artiodactyla/Cetartiodactyla、 Monodontidae、Delphinapterus
哺乳綱、偶蹄目、イッカク科科、シロイルカ属
IUCN Status(保全状況)LEAST CONCERN
Length(体長)3-5m
Weight(体重)0.5-1.5t

生息地について

シロイルカは北極海で広く見ることが可能。ハドソン湾、グリーンランド、アイスランド北岸、ノルウェー北岸などで分布しています。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

シロイルカは北極海からやってきた大型のイルカで真っ白で背ビレがない体。前頭部にあるメロンと呼ばれる脂肪組織があります。鼻腔の奥を振動させて生じた音波を、メロンを使って個体間のコミュニケーションとエコーロケーションに用いています。メロンは他のハクジラ類とは違い、形状を自分の意思で変化させることが可能。頭部は小型で胸鰭は加齢に伴い上方に反り上がります。鳴き声が小鳥のように聞こえるため「海のカナリア」と呼ばれています。

性格はどんな感じなのか?

シロイルカはとても社会性の強い規律を重視する動物です。普段は群れで見られることがあります。ただ単独で行動していることも多いです。また好奇心がある一方で怖がりな性格をしているため人間に対しても好意的な行動をおこします。

生態はどんな感じなのか?

シロイルカは魚類や甲殻類、無脊椎動物などを食べて生活をしています。繁殖期は2-5月に交尾を行い、妊娠期間は14カ月ほどあります。1回に1頭の幼獣を産むことが可能で、野生では30-40年生きることが可能です。オスは生後8年、メスは生後5年で性成熟.出産間隔は2年あります。

天敵はいるのか?

シロイルカはシャチが最大の脅威になります。危機が迫るとメロンを駆使して仲間に危険を知らせます。

シロイルカは絶滅危惧種なのか?

シロイルカは全体で見れば絶滅危惧種ではありません。しかしクック湾の個体群は捕鯨の影響により個体数が激減。北極圏全体で年間で2000頭以上が狩猟されていると言う状態でかなり危機的な状況です。水温の変化などによる生息数の減少も懸念されてます。1979年に鯨単位で、ワシントン条約附属書IIに掲載されて絶滅危惧種に指定されました。パイプラインの設置、水力発電用のダム建設による環境破壊が問題になっています。

シロイルカはペットとして飼育可能?

シロイルカは絶滅危惧種で一般人が飼育することができません。探すなら水族館などアクセスして鑑賞してイベントなどで案内やガイドしてもらうことをおすすめします。ベルーガのイルカのショーや遊びではパフォーマンスが好評。お店ではぬいぐるみなどのイラスト、写真やグッズも購入可能です。表情が多彩でサイズが大きいので注目に値します。シロイルカがリング状の泡を吹き出すバブルリングも観察できます。

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