アルマジロはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説します。甲羅を持つ唯一の哺乳類と言われておりとても希少な動物です。しかし彼らは多数の亜種を持っていますが、亜種の中には実は絶滅危惧種が多数おります。非常に危険で、保護が必要な状況にあります。
アルマジロとは? 基本ステータスについて
アルマジロは貧歯目アルマジロ科の総称になり、哺乳類になります。体長は75-100cm、体重は30kg。被甲目の動物で総称してアルマジロと呼びます。漢字では犰狳、帯獣などと呼ばれます。情報の一覧は以下の通り。体が硬い皮膚で覆われています。丸くなって身を守ります。
Japanese(和名) | アルマジロ |
English(英名) | armadillo |
scientific name(学名) | Dasypodidae |
classification(分類) | Mammalia、Cingulata、 Dasypodidae 哺乳綱、貧歯目、アルマジロ科 |
IUCN Status(保全状況) | LEAST CONCERN |
Length(体長) | 75-100cm |
Weight(体重) | 30kg |
分類について
アルマジロは世界中で多数の亜種が存在しており、以下の通り。Wikipediaからの引用です。
- Calyptophractus retusus チャコアルマジロ Greater hairy armadillo
- Chlamyphorus truncatus ヒメアルマジロ Pink hairy armadillo
- Chaetophractus nationi ペルーケナガアルマジロ Andean hairy armadillo
- Chaetophractus vellerosus ケナガアルマジロ Screaming hairy armadillo
- Chaetophractus villosus アラゲアルマジロ Big hairy armadillo
- Euphractus sexcinctus ムツオビアルマジロ Six-banded armadillo
- Cabassous centralis パナマスベオアルマジロ Northern naked-tailed armadillo
- Cabassous chacoensis チャコスベオアルマジロ Chacoan naked-tailed armadillo
- Cabassous tatouay オオスベオアルマジロ Greater naked-tailed armadillo
- Cabassous unicinctus スベオアルマジロ Southern naked-tailed armadillo
- Priodontes giganteus オオアルマジロ Giant armadillo
- Tolypeutes matacus マタコミツオビアルマジロ Southern three-banded armadillo
- Tolypeutes tricinctus ミツオビアルマジロ Brazilian three-banded armadillo
- Dasypus hybridus ムリタアルマジロ Southern long-nosed armadillo
- Dasypus kappleri ヤツオビアルマジロ Greater long-nosed armadillo
- Dasypus novemcinctus ココノオビアルマジロ Nine-banded armadillo
- Dasypus pilosus ムクゲアルマジロ Hairy long-nosed armadillo
- Dasypus sabanicola コムクゲアルマジロ Llanos long-nosed armadillo
- Dasypus septemcinctus ナナツオビアルマジロ Seven-banded armadillo
- Dasypus yepesi イエペスアルマジロ Yepes’s mulita
生息地について
アルマジロはアルゼンチンなど南アメリカを筆頭に南米に分布しております。
特徴は?どんな感じの生物なのか?
アルマジロは全身は、皮膚が変化した骨状の板で構成されておりとても硬そうです。アルマジロ (Armadillo)という英名はスペイン語で「武装したもの」を意味します。ミツオビアルマジロ属の2種は敵に出会うと丸まってボール状の形になり身を守ることができます。嗅覚がとても発達しており、夜間にだけ活動をします。おもにアルマジロは草原などにいます。
性格はどんな感じなのか?
アルマジロはとても穏やかで温和な性格をしているため、ペットとしても飼育しやすいです。とても懐きやすい性格をしているため、扱いはとても簡単です。
生態はどうなっているのか?
アルマジロは巣穴にいるシロアリなどの昆虫やミミズ、カタツムリ、ヘビなどの小動物を舌で完全に引き寄せ食べて生活をしています。繫殖形態は胎生。妊娠期間はおよそ4ヶ月であり、1回につき4-8頭産むことができます。寿命は12年から15年程度と言われています。
天敵はいるのか?
アルマジロはコヨーテ、ヒョウなどがいますが、最大の天敵は人間でしょう。人間の乱獲が問題になっているからです。
アルマジロは絶滅危惧種なのか?
アルマジロは全体で見れば生息数は安定して低懸念に分類されます。しかし亜種によってはすでに絶滅の危機です。ミツオビアルマジロなどは生息地では食用とされることもあるうえに生息地の破壊、食用の乱獲などにより生息数は減るばかり。早急な保護を必要としている動物です。
アルマジロはペットとして飼育可能?
アルマジロはペットとして飼育可能です。絶滅危惧種でもない限りはできます。他にも動物園やイベントなどのサービスで種について案内されていますので観察してみることもおすすめします。
餌はどうしたら良いのか?
アルマジロは、昆虫類やミミズ、蛇などを捕食して生きています。ペットとして飼育する際には「フェレットフード」などがおすすめ。キャットフードでも代用することが可能です。
温度管理が必須
アルマジロは暖かい地方に住む動物ですので、寒い気候がとても苦手です。夏は日陰を作ったり、冬は暖房で温めるなどの工夫が必須。
ケージか、放し飼いか
ケージか、放し飼いかはかなり分かれるところ。ケージのみで飼うのならば、ある程度の大きさが必要となります。
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