アラビアオリックスはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説

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アラビアオリックスはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説します。アラビアオリックスと言う名前から連想が付くと思いますが、中東からアラビア半島などの砂漠地帯や乾燥した平原などで見ることができる動物です。彼らは絶滅危惧種にも指定されている動物です。

アラビアオリックスとは? 基本ステータスについて

アラビアオリックスは哺乳綱偶蹄目ウシ科オリックス属に分類される偶蹄類。学名はOryx leucoryx、英語名はArabian oryx。体長は160~180cm、体重は65~90kg、体高は80~100cm。情報の一覧は以下の通り。

Japanese(和名)アラビアオリックス
English(英名)Arabian oryx
scientific name(学名)Oryx leucoryx
classification(分類)Mammalia、Artiodactyl、 Bovidae、Oryx
哺乳綱、偶蹄目、ウシ科、オリックス属
IUCN Status(保全状況)VULNERABLE
Length(体長)160~180cm
Weight(体重)65~90kg

生息地について

アラビアオリックスは中東からアラビア半島にかけて分布しています。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

アラビアオリックスは全身が白色や灰色を帯びた白色で四肢の先は濃い茶色。角は雌雄共にもっていて、70㎝~100㎝にもあります。この角があることから、アラビアオリックスはユニコーンのモデルだとも言われています。耳介の幅は狭い。アラビアオリックスは砂漠地帯などを好み、その過酷な条件下で生活するため、無駄なエネルギーを使うことはなく穏やかです。日中は、樹木の下に浅いくぼみを掘って休んでいます。

性格はどんな感じ?

アラビアオリックスはとても過酷な環境で生きているためとても温和です。あまり大きな群れをつくることはなく、10頭前後で生活をすることから、とても協調性が高いです。

生態はどんな感じ?

アラビアオリックスは草類や木の芽、地下茎や根、果実などを食べることができます。繁殖様式は胎生。春季から夏季になると1頭のオスと十数頭のメスからなるハーレムを形成。オス同士はメスを巡って角を突きあわせて争うことになります。妊娠期間は240日で1回につき1頭産むことができます。授乳期間は4か月で寿命は20年くらいです。

天敵はいるのか?

アラビアオリックスはヒョウやオオカミが天敵に当たります。

アラビアオリックスは絶滅危惧種なのか?

アラビアオリックスは絶滅危惧種に指定されています。この原因はすべて人間にあり、角や毛皮を目的とした乱獲だけでなく生息地の破壊が最も大きな問題で生息できる個体数がどんどん激減しています。現在の生息数は推定で1000頭しかいないと言われており、アラブ諸国では保護政策も進んでいます。

アラビアオリックスは飼育できる?

ドール(アカオオカミ)は絶滅危惧種に指定されていますしワシントン条約にも掲載されており、国際取引も制限されているため、一般人が飼育することは極めて困難です。動物園などで見ましょう。

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