アビシニアンは突然死する?猫の特徴、性格、飼育について解説します。原産国は不明ですが、とてもスマートな恰好が人気で短毛であることから飼育の手間もかからないため、人気があります。しかしこの猫は突然死をするなどのデメリットを抱えているのが実態です。
アビシニアンはどんな猫なのか?
アビシニアンの特徴などについて詳しく解説をしていきます。
歴史について
アビシニアンは1868年のイギリスによるアビシニア遠征の後、従軍したイギリス兵がエジプトのアレクサンドリアの港にいた「ズーラ」という名のネコをイギリスに持ち帰ったのが起源とされています。その後、イギリスで交配されてヨーロッパで広がりました。恐らくもともとはアフリカの猫で古代エジプトの壁画や美術品を見るとアビシニアンが多数、登場するのです。
特徴について
アビシニアンはすらっとした足、丸みのある顔、アーモンド形の瞳が特徴の猫です。体高は40~60cm、体重は3~5kgほどの大きさになります。1年するとすぐに成猫になります。毛色は、ルディ、フォーン、ブルー、レッド、またはソレル。寿命は12-15年。
性格について
アビシニアンは温厚、従順で賢く、家族に愛情深い性格で懐くととても従順なので飼育がしやすいため初心者向けです。活発な性格で、部屋中を駆け回ったりしますので運動量も多いです。好奇心旺盛なため、飼い主は食事の時や大きな治療の時など家で積極的に声をかけてコミュニケーションをとってあげましょう。今は人間も大好きな愛情を十分猫に示してあげないといけません。
絶滅危惧種
アビシニアンはイギリスでは以前、絶滅危惧種で実は絶滅寸前に陥ったと言う過去を持っています。20世紀初めにイギリス国内で絶滅の危機に陥りました。他国から猫との交配を進めて何とか絶滅を逃れたという歴史を持っています。
アビシニアンは突然死する?その理由とは?
アビシニアンは突然死する?と言われています。なぜこんなことが起こるのでしょうか?以下で情報を説明するように、特有の病気があり、普段から生活や暮らしの中でしっかりケアすることが求められます。食欲がないなど異常を見つけたらすぐ獣医に見せてください。
特有の病気がある
1977年スウェーデンにいたアビシニアンで確認された遺伝性疾患で進行性網膜萎縮と言う病気にアビシニアンは疾患します。進行性網膜萎縮になると徐々に視力が低下し、最終的に失明に至ってしまう病気です。異変を感じたら病院に行って診てもらいましょう。
心筋症がある
これは肥大型心筋症ともいわれ心室の内側部分の空洞が拡がり、心室の収縮機能が低下する病気です。アビシニアンやシャムに良く発症するといわれています。他の猫も疾患しやすいのですが、アビシニアンは特にかかりやすいと言われています。
ピルビン酸キナーゼ欠乏症
ピルビン酸キナーゼ欠乏症とは酵素が遺伝的に欠乏することにより、赤血球が正常な形を維持できず、その赤血球の寿命が短くなってしまう疾患です。これもアビシニアンがかかりやす傾向が見られています。症状は、口や耳、歯茎の粘膜などが白くなるといったものがあり、すぐに病院で見てもらう必要があります。
アビシニアンの飼育方法について
アビシニアンの飼育方法について解説します。以下の点や一覧に注意して気を付けて飼育を行ってしていきましょう。症状が起こったときに知識がない方は動物病院でお世話も必要になります。
販売価格は?
アビシニアンは日本円では10万円~20万円くらいで仕入れが可能です。一般的に猫はペットショップの販売での購入、里親の募集、動物園や動物保護センターからの譲り受けがメインになります。これからみんな引き取るならまずは見学からしましょう。年齢が原因で馴染めないネコも多いです。新しい猫を探すなら賢い、愛情を注げる猫が良いです。
病気に気を付ける
アビシニアンは他の猫と比べると、特定の病気にかかりやすいと言う傾向があります。これはもちろん、他の猫にも言えるのですが、しっかりしたケアをしておかないと気づいたころには手遅れになってしまうことも少なくありません。
必要な飼育道具
必要な飼育道具は一般的な猫と同じです。キャリーバッグ、ペットフード、空調設備、トイレ、ケージ、キャットタワー、おもちゃなどあればOkです。飼育道具は以下の記事でも紹介していますので参考にしてみてください。
コメント