ゾウガメはどんな動物?特徴、生態、生息地について解説します。ゾウガメとはリクガメの中でも最大種のカメで寿命が人間よりも長いことで知られています。アルダブラゾウガメやガラパゴスゾウガメがいますがとても希少な動物になっています。
ゾウガメとは? 基本ステータスについて
ゾウガメは爬虫綱カメ目リクガメ科に属する動物です。体長1~1.5m。 体重が300kgで最大甲長135cmにも及びます。英語はGiant Tortoise、学名はgigantea。情報の一覧は以下の通り。
Japanese(和名) | ゾウガメ |
English(英名) | Giant Tortoise |
scientific name(学名) | gigantea |
classification(分類) | Reptilia、Testudines、 Testudinidae 爬虫綱、カメ目、リクガメ科 |
IUCN Status(保全状況) | VULNERABLE |
Length(体長) | 1~1.5m |
Weight(体重) | 300kg |
分類について
ゾウガメはリクガメの大型と化したもの。人類の大航海時代の到来と共に船員らの食料として乱獲され殺されていったという歴史があり、残っているのはわずか。以下のような種類が存在します。
アルダブラゾウガメ
アルダブラゾウガメは爬虫綱カメ目リクガメ科アルダブラゾウガメ属に分類されるカメ。セーシェルやモーリシャスに生息しています。頭部や頸部、四肢、尾の色彩は暗灰色で雌より雄が大きくなる傾向にあり、卵は直径4.8 – 5.5センチメートルの球形。ワシントン条約附属書IIに掲載されている種族で、絶滅危惧種に指定されています。
ガラパゴスゾウガメ
ガラパゴスゾウガメは爬虫綱リクガメ科ナンベイリクガメ属に分類されるカメ。全身は灰褐色や暗褐色・黒でこのカメはエクアドルのガラパゴス諸島でのみ見ることが可能になっています。このカメはワシントン条約附属書Iに掲載されており、極めて希少なカメです。
生息地について
ゾウガメはエクアドルやアフリカのモーリシャスなどで分布しております。
特徴は?どんな感じの生物なのか?
ゾウガメはかろうじて生存している種であり、大航海時代から人間による捕食のため、大半が絶滅してしまっています。頭部はやや扁平で頭部や頸部、四肢、尾の色彩は暗灰色。遺伝子の変異が極めて少なく突然変異も少ない種族と言われています。ゾウガメは海岸沿いにある草原、内陸部の低木林、マングローブからなる湿原などに生息をします。
性格はどんな感じなのか?
ゾウガメはとても堂々としていて人間を怖がりません。動きが鈍い上、怖がらないため人間によって乱獲が進められてしまったと言う悲劇の歴史があります。
生態はどんな感じ?
ゾウガメは植物食で若枝や葉などを食べることが多いです。ゾウガメは長寿であり、100年以上生きる個体も多いです。200年生きることがあるため、飼育することは1人では不可能。繁殖様式は卵生。大量の卵を年に1 – 4回に分けて産む傾向があります。卵は100 – 200日で孵化します。
天敵はいるのか?
ゾウガメは人間が最大の脅威となります。
ゾウガメは絶滅危惧種なのか?
ゾウガメは絶滅危惧種に指定されています。もともとゾウガメはもっと大量にいたのですが、人間によって食料として乱獲され大半の種が絶滅。今現存するゾウガメはワシントン条約に掲載されており国際取引が厳しく制限されています。
ゾウガメは飼育可能?
ゾウガメは絶滅危惧種に指定されていることから一般人が飼育することがかなり難しい状態です。さらにそれだけでなく以下のような問題があります。
寿命の問題
ゾウガメはとにかく寿命がとても長いです。人間も長寿化していますが、細胞分裂の最大回数の関係で120年くらいが限界です。しかしゾウガメは長寿の亀の場合、200年近く生きることができるとも言われており、あなただけで飼育することが極めて困難です。
とても高い
そもそもゾウガメは人間による乱獲のせいで、個体数が激減しており入手が困難となっています。ペットショップで購入となると50万円くらいから100万円いじょうのきわめて高額となるため、あまりおすすめできるペットとは言えません。
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