カバの特徴、生態、生息地を解説していきます。陸上動物の中でもゾウに次いで2番目に体が大きいのがカバです。目と耳と鼻の穴が顔の上側にあり、体が水中にあっても目と鼻だけを水面にだして呼吸することができます。動物園でも人気の動物ですので紹介します。
カバとは? 基本ステータスについて
カバは哺乳綱鯨偶蹄目カバ科カバ属の動物です.学名はHippopotamus amphibius。体長は3.5 – 4m、体重は1,500kg。以下が基本の情報です。乾燥した地域で口を大きく開ける姿が特徴。研究ではカバの汗腺の分泌は皮膚を紫外線から守るとされており、保護のために革や木材などで利用されることも。
Japanese(和名) | カバ(河馬) |
English(英名) | Reindeer/Caribou |
scientific name(学名) | Hippopotamus amphibius |
classification(分類) | Mammalia、 Cetartiodactyla、Hippopotamidae、Hippopotamus 哺乳綱、鯨偶蹄目、カバ科、カバ属 |
IUCN Status(保全状況) | VULNERABLE |
Length(体長) | 3.5 – 4m |
Weight(体重) | 1,500kg |
分類について
カバはカバ科の唯一の現存種です。一部の学者はカバと炭疽動物を炭疽動物上科に分類しています。カバには以下の5種類の亜種が存在します。陸では大きく、サイやワニと並んで最大の動物の一つで、川でも見ることができます。縄張りの意識もあり、子どもと歩く姿も良く目撃されます。
- H. a. amphibius
- H. a. kiboko
- H. a. capensis
- H. a. tschadensis
- H. a. constrictus
H. a. amphibius
この種はガンビアの東からエチオピア、そして南はモザンビークにまで及び、エジプトまで分布していました。隆起した背面、細長い下顎が大きな特徴です。
H. a. kiboko
ケニアとソマリアに生息する種族。他のカバよりも小さく、色が淡く、鼻孔が広く、鼻孔がやや長いため特徴がハッキリしています。
H. a. capensis
ザンビアと南アフリカに住んでいる亜種。
H. a. tschadensis
チャドとニジェールに生息する亜種。幅広の顔が大きな特徴です。
H. a. constrictus
コンゴ民主共和国南部からアンゴラ、ナミビアに分布しております。短い鼻、より平らな背面が大きな特徴です。
カバの生息地について
カバの生息地はサハラ砂漠の南の地域でアフリカで広く分布しています。動物園でも多く見られており開園イベントの案内なども多くあります。入園すれば園内で夜まで展示されています。
特徴は?どんな感じの生物なのか?
カバは目と耳と鼻の穴が顔の上側にあり、体が水中にあっても目と鼻だけを水面にだして呼吸できます。頭部は大型で顔の側面に鼻・眼・耳介が一直線に並んでいます。体色は灰色や灰褐色で、被毛はほとんどなく、犬歯は一生伸び続けます。カバは湖や河川、沼などの水辺近くで生活することが多く、1日のほとんどを水中で過ごしています。カバは10 – 20頭のメスと幼獣からなる群れを形成して生活します。
性格はどんな感じになるのか?
カバは臆病ですが好奇心は旺盛。メスはオスよりおとなしく慎重な性格をしています。また縄張り意識がとにかく強いです。
カバの生態は?
カバは陸上で草類や芽、茎、樹皮などを採食して生活をします。一日に40~50kg程の量を食べるためかなり食べます。繁殖は一夫多妻で年中繁殖をします。出産は10~4月の時期に多く見受けられます。妊娠期間は8ヵ月でメスは1頭産むことが可能。寿命は40年~60年とされています。
カバの天敵は?
カバにはライオンと言う天敵がいます。しかしライオンから逃れるには水の中に逃げると言う手段があり、大半の場合はこれでしのぐことが可能になっています。
カバは絶滅危惧種なのか?
カバは絶滅危惧種に指定されています。さらにはワシントン条約附属書IIにも掲載されており取引に制限がかかっています。なぜこのようなことになっているのか、以下のような原因があります。
生息地の開発や破壊
生息地の開発や破壊が進んでいます、もともとカバが住める場所において開発が進むことにより生息が困難になっています。個体数は減少しており、回復のめどが立っていません。
非常に攻撃的な性格
カバの非常に攻撃的な性格が災いしています。乗客が動物によって怪我をしたり、ボードなどを襲撃する事件も起こっています。これにより報復を受けて死ぬ例もあります。
カバは飼育可能なのか?
カバは絶滅危惧種に指定されていますしワシントン条約でも掲載されているため飼育は困難です。攻撃的な性格もあるため、一般人にはおすすめできません。
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